第八十五部第三章 北京星系を見てその二十五
[8]前話 [2]次話
「利益の分配もだ」
「ウィーン会議よりは楽ですね」
「それも遥かに」
「左様ですね」
「そうだ、しかしだ」
それでもというのだ。
「やはりな」
「正しく行うことですね」
「そこは同じですね」
「合衆国の為にも」
「その為にも」
「そういうことだ、国益の分配自体もだ」
これもというのだ。
「国益だ」
「そうなりますね」
「国益の正しい分配も国益ですね」
「そうなりますね」
「そうだ」
まさにというのだ。
「だからだ」
「大統領としては」
「念頭に置かれていますか」
「そうですか」
「そのつもりだ、そしてだ」
そのうえでというのだ。
「今はな」
「その国益をですね」
「手に入れていきますね」
「中央政府と争い」
「そのうえで」
「綱引きをしてな」
そうしてというのだ。
「勝ってだ」
「今は中央政府優勢です」
「どう見ても」
「この状況を打破する為にも」
「我々は勝たねばならないですし」
「中央政府よりも市民にいい政策を出してだ」
そしてというのだ。
「支持を得てな」
「そうしてですね」
「そのうえで、ですね」
「勝ちますね」
「中央政府より支持を集めて」
「そうなる、では宣言に向けての用意をしていこう」
こう言ってだ、マックリーフも動いていた。彼は彼でアメリカという国の為に働いていた。そしてだった。
それは中国大統領李も同じで彼もだった。
今昼食を食べつつ外務省の高官達と共にいた、そしてだった。
今食べている北京ダッグ、家鴨を焼いてその皮を小麦の生地を野菜と共に包んだものを食べつつこう言った。
「北京ダッグはいいな」
「はい、実にいい料理です」
「家鴨の一番いい場所を最初に食べる」
「そうした料理です」
「鳥で一番美味い部分は何か」
李はスタッフ達と共にその皮を食べつつ話した。
「一体」
「この場合は皮ですね」
「こうした調理方法の場合は」
「そうなりますね」
「皮ですね」
「調理方法によって肉が美味い場合もある」
皮でなくだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ