第三百二十四話 極寒の自然の中でその四
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「そしてそれからです」
「平和にですね」
「ことを進められる様に」
その様にというのだ。
「していきます」
「アラスカ州の統一も」
「はい」
そちらもというのだ。
「そうしたいです」
「そこまでお考えとは、では」
マスターはここまで聞いてエリカに話した。
「その様にです」
「してええですか」
「旗揚げしてからお考えになるではないですね」
「外にそうして中はまずはこの街の内政をです」
アンカレジのというのだ。
「結構財政がやばいので」
「財政問題をですね」
「ことを収めて」
そしてというのだ。
「そのうえで、です」
「他のこともしていく」
「そして州の他の街や村に」
アンカレジ以外のというのだ。
「人を送って私の勢力に入る様にです」
「勧められますか」
「はい」
そうするというのだ。
「そう考えています」
「やはりそこまでお考えですと」
「それやとですか」
「旗揚げされるべきです」
「そうですか、ほな星のモンということで」
「旗揚げを宣言されて下さい」
「そうします」
こう言ってだった。
エリカは街頭に出て自分が何者か話してそのうえで旗揚げを宣言した、するとその瞬間に彼女に協力を申し出る冒険者や街の有力者が出てだった。
忽ちファミリーと呼ぶまでの勢力になった、そして市の方からも役人がその日のうちに来て彼女と会ってだった。
そのステータスを見てだ、熊人の大柄な女の役人は唸って言った。
「間違いないですね」
「ステータスでわかりますか」
「あの、レベル二百六十なぞ」
役人は自覚のない感じのエリカに話した。
「普通はないですから」
「そうですか」
「四十で稀で」
それ位のレベルでというのだ。
「五十以上になりますと」
「もうですか」
「ほぼありません、二百以上はです」
レベルそしてそれに伴う高いステータスや特技はというのだ。
「神霊の域です」
「この世界を守護する」
「それぞれの神界の」
「そうですか」
「私はセドナ女神を信仰していますが」
「イヌイットの女神さんですね」
「元々イヌイットなので」
その生まれでというのだ。
「それで、です」
「そうですか」
「はい、そして」
それでというのだった。
「キリスト教はプロテスタントです」
「そっちなんですね」
「カルヴァン派の一派で」
「そちらを信仰されてますか」
「そしてセドナ女神や天使長の方々と比べても」
「私のステータスはですか」
「引けを取らないので」
だからだというのだ。
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