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夢幻水滸伝
第三百二十四話 極寒の自然の中でその一
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                第三百二十四話  極寒の自然の中で
 エリカ=オルコットはこの世界のアンカレジに出て声からこの世界と自分達のことを聞いてだった。
 その後で具体的にどうすべきか考えたがこれといって決まらずだ。
 とりあえず寒いので近くのバーに入ってウイスキーを注文してストレートで一杯飲んでからマスターに言った。
「あの、実は私お家がないんやけど」
「お金ありますよね」
「それはあるんですが」 
 それでもというのだった。
「お家もお仕事も」
「そうですか」
「言うならここに来たばかりの」
 そうしたというのだ。
「流れ者です」
「ではです」
 マスターはエリカのその話を聞いて言った。
「うちで働きます?」
「ここで、ですか」
「丁度ウェイトレスを募集していて」
 マスターはさらに話した。
「うちは同じビルで探偵業もしてるんですが」
「そうなんですか」
「実は一人欠員が出まして」
 探偵にというのだ。
「どうでしょうか」
「ウェイトレス兼探偵ですか」
「とんでもないステータスなので」
 ザリガニの甲殻人のマスターはエリカのそれも見て話した。
「接客も探偵も出来ますね」
「そう言われますと」
「探偵というか調査関係の特技を持っておられて」
 ステータスを確認しつつ話した。
「それに接客のスキルもおありなので」
「そやからですか」
「しかも私マンションも経営してます」
「ほんま幅広いですね」
「丁度空いている部屋もあるので」
「そこにですか」
「住まれて」
 そしてというのだ。
「働かれては」
「そうしてええですか」
「丁度求人を出そうと思ってたところです」 
 マスターはエリカに話した。
「私としても丁度いいです」
「そうなんですね」
「貴女さえよかったら」
「ウェイトレス兼探偵として働く」
「お家も用意するということで」
「ええお話ですね」
「そうですね、どうですか」
「ほな」 
 ウイスキーをまた一杯飲んでからだった。
 エリカは頷いた、そしてだった。
 その店のウェイトレスそして探偵事務所の探偵の一人として働きはじめた、するとどちらでも目覚ましい働きを見せた。 
 それでだ、マスターはある日彼女に閉店した後の店の中で尋ねた。
「ステータスを見た時から気になっていたのですが」
「何でしょうか」
 エリカは十人分の働きをして閉店作業を行いつつマスターに応えた。
「一体」
「はい、貴女は並の方ではないですね」
 こう言うのだった。
「そうですね」
「それを言いますと」
 エリカも否定しなかった。
「実は星の者ですが」
「星の方ですか」
「嘘は言いたくないんで」
「確かにそれだけの方ですね」
 マスターはエリカのス
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