第三幕その五
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「オズの国でもかつてのラゲドー王みたいな人がいたから」
「よくない人達がね」
「それで思うよ、私もね」
「オズの国の誰もが僕達みたいになったら」
「凄くね」
その時はというのです。
「平和で穏やかで幸せな」
「そんな世界になるかな」
「そうなると思うよ」
こう言うのでした。
「凄くね」
「そう思ってくれるとね」
「嬉しいんだね」
「このこともね」
ゴリラは笑顔のままでした、そしてです。
皆でゴリラ以外の生きものとも遊んで楽しんで、です。
ボタンのところに行くとでした。
「ああ、いないね」
「そうだね」
かかしと樵は誰もいないベンチを見てお話しました。
「何処かに行ったね」
「そうなったみたいだね」
「じゃあGPSで居場所を確認しよう」
「そうしよう」
「あら、近いわね」
ドロシーは自分のスマートフォンを出してボタンが今いる場所を確認してからそのうえで言いました。
「ギリキンの海の小島よ」
「そこにいるんだね」
「ボタンは」
「ええ、そうよ」
かかしと樵に答えました。
「そこにね」
「じゃあそこまでだね」
「ボタンを迎えに行くんだね」
「そうしましょう」
「あの、近いって言ってもね」
臆病ライオンが言ってきました。
「ギリキンの海に出てだよね」
「そう、その北の小島よ」
「この街からじゃ結構遠いよ」
「歩いたり船で行けばね」
ドロシーは臆病ライオンににこりと笑って答えました。
「そうしたらね」
「あっ、ここはだね」
「オズマから借りたね」
「魔法の道具を使うんだね」
「そうしてね」
そのうえでというのです。
「行けばね」
「すぐだね」
「そうよ、動物園の人に少しお外に出るって言って」
そうしてというのです。
「今からね」
「魔法の道具を使ってだね」
「そのうえでね」
それでというのです。
「小島に行きましょう」
「そしてボタンを迎えて」
「そのうえでね」
そうしてというのです。
「戻りましょう」
「そうするんだね」
「今回はね」
ドロシーはここで、でした。
自分が持っている鞄からあるものを出しました、それは何かといいますと。
緑のフラフープでした、それを出して言うのでした。
「これを潜ったら」
「もう小島になんだ」
「行けるわ」
そうだというのです。
「自分が生きたい場所にね」
「便利な道具だね」
「化学と魔法が一緒になったら」
その時はというのです。
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