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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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 学校が始まって、担任の先生は、国語の先生で国守(くにもり)先生。やっぱり、学年主任なのだ。大きな身体の人で、大学の時は柔道をやっていたと自己紹介があった。最初のホームルームの時間の後、早速後ろの席の子が話し掛けてきて

「なぁ なぁ あんた ええ匂いするなぁー レモンみたいな ウチ 杉内朝陽(すぎうちあさひ)よろしくな」

「えっ うん ウチ みずしまみうみ よろしく」

「知ってるよ みゅうみゅんやろー? 入学式の時 そばに居たんやでー みゅうみゅん みゅうみゅんって友達に言ってたやんかー」

「あっ あぁー そーやったん」

 そして、お昼休みの時、上級生の男子と女子がやって来て、上原璃々ってどの子?って近くの子に聞いて

「上原さん? 走るの速いって・・・ 陸上部に入ってほしくってー」

「・・・ウチ バスケット・・・」と、言いながら私のほうを見ていた。このクラスになって、まだ一言も声を交わして居ないんだけど、眼だけは合ってしまっていた。

「そう 考え直してよー あなたみたいな速い選手が欲しいのよー」

「ウチ なんかより 速いのが あっちに居ますよ」と、私を指刺していた。きっと、私のことを刺していたんじゃあないか思うんだけど・・・ふたりは

「えっ あの子 杉内朝陽ちゃん?」と、朝陽ちゃんのもとに

「ねぇ ねぇ 陸上 入ってくれるでしょ 小学校の先生も太鼓判押してたわよー」

「うーん どーすっかなー」

「だって 地区の記録会で100m一番じゃぁない もったいないわよー あなたなら 全国ねらえるわー」

「う〜ん みゅうみゅん どうする?」

「えっ えぇー なんで みゅうみゅん?」

「あっ あなたが みゅうみゅん? 顧問の先生が言ってた 未公認だけど、6年生で13秒切った子がいるって 確か みゅうみゅんとか あなたなの?」

「へっ そんなん 知らんでー 走るのは、速いほうだと思うけどー」

「ねぇ あなたも 入ってよー」

「ダメ! みゅうみゅんはやりたいことがあるからー」

「どこ? それっ!」

「うん そのうちわかるよー」

 とりあえず、ふたりは帰って行ったのだけど

「みゅうみゅん やっぱり あんた ただものじゃぁ無かったんだね そんな感じしていた さっきも 美術室行くのに 階段 駆け上がっていて、戻る時も途中から飛んでー でも あんなの 先生に怒られるでー」

「ふふふー 内緒やー そんなんより なんで さっき ウチにどうするって 聞いてきたんよー」

「それは みゅんと一緒のクラブに行きたかったから・・ この子ならって 感じたんよー」

「へぇー みゅうみゅん なんかとー? 手こずるよっ!」

「うん いいよ
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