暁 〜小説投稿サイト〜
魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
 【第3章】SSXの補完、および、後日譚。
 【第7節】背景設定3: 管理局の歴史とその諸制度について。(後編)
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初は『兵卒ランク(EからAまで)とは別個に、その上に士官ランク(EからAまで)を新設しよう』という意見もありました。
 しかし、現役の士官たちの多くがこれに反対し、『用語が「同じE、D、C、B、A」では、何かの拍子に「士官ランク」が「兵卒ランク」と混同されてしまう危険性がある』と主張したため、結局は両者を一本化することになりました。
 こうして、「士官ランクの五段階」は、それぞれ「AA、AAA、S、SS、SSS」という、「他では滅多に見られない奇妙な用語」で表現される結果となったのです。
【我ながら、巧みな正当化だ!(笑)】

 ちなみに、現在の管理局では、まず陸士に限って言うと、「Bランク試験」が相当に高い「壁」であり、全陸士のおよそ三分の二が「生涯、C〜Dランク()まり」となっています。
 また、Aランクまでは(元々が「兵卒ランク」なので)魔導師ランクはほぼ純粋に「その人自身の個人的な能力の高さ」によって決まりますが、AAランク以上になると(本来は「士官ランク」だったので)魔導師ランクも『どこまで大きな任務をその人物に任せることができるか』という問題まで加味して決められるようになります。
(当然に「指揮スキルの高さ」も判断材料とされるため、はやてのように最初から「固有戦力」を持っていると、魔導師ランクを取得する上では極めて有利になります。)

 また、俗に「エース」とか「ストライカー」などと呼ばれるのは、一般的には「AAランク以上の実力の持ち主」のことですが、そこまで行ける陸士は全体のおよそ2%もいません。
(つまり、通常の陸士隊における陸戦魔導師350名の中では、最大でも七人ぐらいしかいません。そして、当然ながら、彼等の大半は、すでに「一般の陸士」ではなく、下士官か士官です。)
 さらに、Sランク以上となると、全体の0.1%未満となります。
(つまり、『大半の陸士隊が、Sランクの陸士など一人も保有していない』というのが、ミッド地上における陸士隊の現状です。)

【この作品では、「魔導師の総数」をだいぶ多めに設定した分、上級者の比率は、原作よりもやや低めに設定されています。】

 空士の場合、それらの割合はもう少しだけ高くなりますが、それでもやはり「オーバーSランク魔導師」はあくまでも「特別な存在」です。
 だから、当然、「本来は」一個の小部隊に何人もの「オーバーSランク魔導師」が所属していてはいけません。
 StrikerSでは、「一部隊における魔導師ランクの総計規模」が規制されていたために、機動六課は「能力限定」という裏技に頼らざるを得なかった訳ですが……局の立場としては、『戦力を()る程度までは「(かたよ)り無く」配置する必要がある』ので、そうした規制も、〈上層部〉の判断としては「ごく当たり前の措置(そ
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