【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第3章】SSXの補完、および、後日譚。
【第7節】背景設定3: 管理局の歴史とその諸制度について。(後編)
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一般には将官(准将以上)にしか開示されることの無いデータであり、その多くは「第一級指定ロストロギア」などに関連した危険なデータです。管理局全体の不利益に「明らかに直結」するような話も、しばしばこの等級の特秘事項とされます。
さて、最後に「魔導師ランク」についてですが……。
Wikipediaの「魔法少女リリカルなのはシリーズ」にも、『シリーズ中でも特に紆余曲折が見られる設定の一つである』と書かれているとおり、公式の設定も時期によって内容がかなり変わっています
実際、初期には『魔力量や魔法の運用技術を総合的に評価した、強さの指標』とされていましたが、StrikerS以降は『達成可能な任務の規模の指標で、個人の強さと直接には関係しない』という話になっています。
そこで、この作品では間を取って、「おおよそ両者の要素を兼ね備えた指標」であるものと考えておくことにします。
現在、管理局の魔導師ランクは形式的には「FからSSSまで」の11段階ですが、実際にはFは「ランク外」なので、「ランクそのもの」としては10段階です。
まず、〈九世界連合〉の時代には、兵卒が状況に応じて「他の世界の軍」にも貸し出されるようになり、そうした「貸し借り」を互いに対等な(等価な)ものとするために、兵卒を「その実力によって」ランク分けする必要性が生じました。
具体的に言うと、Fランクは、多少の魔力はあるけれど「魔導師としては」役に立たないレベルで、バックヤードにおける一般の作業員などがこれに該当します。
次に、Eランクは、訓練校を卒業したばかりの新人に「一律で」与えられるランクであり、まだ危なっかしくてとても実戦へは出せないレベルの「訓練兵」です。
現代では、『丸三年たってもEランクのままなら、そろそろ「廃業」を考えた方が良い』とまで言われていますが、そういう人は「大半が」訓練校の段階でふるい落とされてしまうので、実際には、そういった陸士や空士の割合は、ごく限られたものとなっています。
(なお、ここまでは、他の世界への貸し出しの対象にはなりません。)
また、今で言う「Dランク、Cランク、Bランク、Aランク」は、昔の「陸軍」では、それぞれ「下級兵、中級兵、上級兵、特級兵」と呼ばれていました。
これらの兵卒が貸し出しの対象です。
当然ながら、士官は貸し出しの対象とはならないので、当時はまだ、士官をランク分けする必要などありませんでした。
しかし、〈時空管理局〉の創設とともに、初めて士官をもランク分けする必要が生じました。
当時は、統合戦争の時代であり、今以上に「実力主義」だった時代です。
士官の中には、一般の兵卒よりも「魔導師として」明らかに格上の人物が多かったため、当
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