【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第3章】SSXの補完、および、後日譚。
【第7節】背景設定3: 管理局の歴史とその諸制度について。(後編)
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の原則に従い、小型艦の艦長の階級は引き下げられるべきだ』という議論もあるのですが、次元航行部隊は今も、個々の戦闘艦の「具体的な作戦行動における独立性の高さ」を根拠として、『個々の戦闘艦は個々の陸士隊に匹敵する「部隊」なのだから、その部隊長である艦長の階級は、たとえ小型艦でも、やはり三佐が妥当である』との主張を全く崩していません。
管理局内では、「小型艦の艦長」に専用の階級として、かつての「准佐」を復活させようという意見もあり、現在では「特任三佐」などという名称も提案されています。
【当然ながら、これは「三佐の中でも特別な人物(つまり、普通の三佐よりも上)」という意味の用語ではなく、「艦長として行動している限りにおいて、特別に三佐としての待遇を受けることができる人物(つまり、普通の三佐よりも下)」という意味の用語です。
(そして、『新暦100年代以降、次元航行部隊では、小型艦の増加に伴って、実際にこの階級が多用されるようになってゆく』という裏設定です。)】
一方、空士は「絶対数そのもの」が陸士よりも格段に少ないので、さすがに同じ基準を適用する訳には行きませんでした。
現在の管理局では、下士官は多くの場合、単なる「優秀な空士」として扱われており、空士隊では一般に尉官になってようやく(陸士隊における下士官のように)わずか数名規模の分隊、ないしは十数名規模の小隊を率いることができるようになります。
(空士隊では、数十名規模の部隊はもう「大隊」という扱いになるので、それを率いるのは、当然に佐官の仕事となります。
また、空士隊では、陸士隊と違って、「尉官や佐官になっても現場に出ること」が全く珍しくありません。)
なお、空士は陸士以上に「個々人の能力の格差」が大きいため、『スキルと実力次第では(陸士だったら、あり得ないほどの速さで)ポンポンと昇進してしまう場合がある』というのも、空士の特徴です。
【StrikerSのTVアニメでは、はやてが『空士の階級なんて飾りみたいなものです』という趣旨の発言をしていましたが、それは、あくまでも「陸士の階級に比べれば」の話です。】
また、いわゆる「特秘事項」にも、実際には三段階の等級があります。
「第三級」の特秘事項は、士官(准尉以上)であれば、誰にでもその情報を知る権利が認められています。具体的には、執務官や一般士官の「個人データ」などが、これに該当します。
「第二級」の特秘事項は、「佐官以上の階級の持ち主」でなければ知ってはならないデータのことであり、一般の陸士隊で言えば、「部隊長さえ知っていれば、それで良いこと」です。また、公表されれば「管理局全体の不利益」にもつながりかねないような話も、多くはこの等級の特秘事項とされます。
「第一級」の特秘事項は、
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