【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第3章】SSXの補完、および、後日譚。
【第5節】キャラ設定3: 冥王イクスヴェリア。
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位継承権の保持者」は、もうイクスヴェリア王女ただ一人となっていました。
もちろん、不文律はあくまでも不文律でしかないので、『新たに「成文法」を作って王位継承のルールそのものを変えてしまう』という手もあったのですが、「大公」は別の手段を講じました。
すなわち、『不老不死のイクスヴェリア王女を「永遠の王」として即位させ、自分はあくまでも「大公」として、その王を補佐する』という形式を取ったのです。
それは、選んで悪く言えば『実の妹を傀儡にして、自分が国家の実権を握る』ということでもあったのですが、9歳児のままで時間が止まってしまっているイクスヴェリアには、そうした「大人たちの政治的な思惑」に抗う術などありませんでした。
こうして、今までは秘密にされて来た彼女の能力も部分的に公開され、彼女は『不死なる永遠の王、〈冥府の炎王〉イクスヴェリア』として、その名を広く世に知られることとなったのです。
一方、〈操主の鍵〉の改良を通じて、マリアージュにも改良が加えられ、武装化や自爆の能力が与えられました。
さらには、「とてもレベルの高い魔導師」をマリアージュにすれば、そのリンカーコアには「かなり限定された形で」ではありますが、「冥王の能力」それ自体を分け与えることもできるようになりました。
具体的に言えば、その「元魔導師」は事実上の不死者となり、マリアージュをも「一日あたり一体ずつ」でしかありませんが、冥王がその場にいなくても〈操主の鍵〉さえあれば、累計としてはほとんど際限なく造り出せるようになるのです。
そうした特別なマリアージュは、「部隊長」の上位互換として「軍団長」と呼ばれるようになりました。
【さて、「SSX」における、イクスヴェリアや〈マリアージュ〉や、その「操主」や「軍団長」などに関する描写をすべて正当化しようとしたら、以上のような、かなり複雑な設定になってしまいました。
ここでは、『あの軍団長は記憶がかなり混乱していたが、実は、彼女は「操主トレディアには、自分たちをイクスヴェリアの許へ連れてゆく気が無いのだ」と早合点し、逆上して彼を殺害した後、〈操主の鍵〉を自分の体内に取り込んだまま、(操主殺害のショックで)それを忘れてしまっていたのだ』という「解釈」をしておきます。
なお、「SSX」には、マリアージュに関して『自己増殖兵器?』といったセリフもあるのですが、『すべてのマリアージュに「死者をマリアージュにする能力」がある』という設定にすると、話があまりにも「ゾンビ映画」っぽくなってしまうので、この作品では『その能力は「軍団長」だけが持っている』という設定にしておきました。
また、「ルネッサ・マグナス」は『軍団長の能力の「量的な限界」については、トレディアから正しく
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