【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第3章】SSXの補完、および、後日譚。
【第5節】キャラ設定3: 冥王イクスヴェリア。
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した。
(え? ……ここ、どこ?)
その時になって、イクスヴェリアはようやく『自分は何処かで順路を間違えたのだ』ということに気がつきました。しかし、来た道を戻ろうにも、パイプスペースへの扉には、いつの間にかオートロックがかかっています。
イクスヴェリアは仕方なく、さらに西側へと歩を進め……そして、やがて救助活動中のスバルと出逢ったのでした。
(ビル所有者の立場から言えば、『すぐ西隣に「地下神殿」があると知って、観光資源になるかもと思い、試しに通路をつなげてみたが、予想外にショボい代物だったので、そのまま閉鎖してしまった』という状況です。)
【これ以降の具体的な描写は、「SSX」を御参照ください。また、スバルとの会話の内容に関しては、『イクスヴェリアはあの時点で、まだ少し寝ぼけていた』ということで処理させていただきたいと思います。】
その後、スバルはイクスヴェリアを保護してマリアージュどもと戦い、最後は「軍団長ヴァロザミア」をも斃した後、ティアナの助力を得て、炎上する「マリンガーデン」からイクスヴェリアとともに無事、脱出を遂げました。
こうして、新暦78年の夏に〈マリアージュ事件〉が終わった後、イクスヴェリアは再び何十日かの眠りに就き、その間に、彼女の体は「海上隔離施設」から「聖王教会本部」へと移送されました。
それからしばらくして、イクスヴェリアがまた、ほんの半日だけ目を覚ました時には、彼女は教会の人々から問われるままに、上に述べたような「冥王の真実」について語り、急ぎ駆けつけてくれたスバルとも話をして、さらにヴィヴィオとも通話をして「お友だち」になりました。
そして、その直後に、イクスヴェリアはまた「いつ覚めるとも知れぬ」永い眠りに就いたのですが、何日かして、教会本部の特別室のベッドの上で、また意識だけが覚醒しました。
しかし、ベルカとミッドでは「何か」が違うのか。あるいは、近くに〈操主の鍵〉が無いからなのか。それとも、単なる経年劣化の類なのか。
理由はよく解りませんでしたが、とにかく、ミッドではイクスヴェリアの〈意識体〉は肉体からほんの二〜三メートルしか離れることができませんでした。
【実は、地下神殿の中でも、ずっとそうでした。例の「隠し部屋」から一歩も出ることができず、誰とも出会えないので、イクスヴェリアは仕方なく〈意識体〉としても330年あまりの間、ずっと眠り続けていました。スバルに助け出されるまで「ミッドの空」をよく見たことが無かったのも、そのせいです。】
スバルやヴィヴィオたちはしばしばイクスヴェリアの部屋まで見舞いに来てくれましたが、彼女らの目にも、シスターたちの目にも、イクスヴェリアの〈意識体〉は映りませんでした。
また、世界が違
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