【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第3章】SSXの補完、および、後日譚。
【第4節】同78年の10月以降の出来事。
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そして、10月上旬。今年も、いよいよIMCSの都市本戦が始まりました。
【なお、Vividのコミックス第3巻の巻末にある「インターミドル豆知識C」には、『まず17区に分けられた地区予選で、そこを勝ち抜いた者から20人の代表が選ばれます。都市本戦は、前回の都市本戦優勝者と合わせた21人で戦うことになります。』とありますが、コミックスの中では徹頭徹尾、1組から10組までしか描写されていません。
そこで、この作品では話をより解りやすくするために、IMCSに関しても少し設定を変えて、以下のとおりとします。
1.地区予選は毎年7月下旬から8月下旬にかけて、20組に分けて行なわれる。
(なお、『地区予選11組から20組は、Vividのコミックスでは特に描写されていないだけで、同じ会場を使って別の日程で普通に行なわれていた』ということにしておきます。)
2.都市本戦は毎年10月の前半に、合計四日間の日程で行なわれる。予選各組の優勝者20人と特別枠4人の計24人が出場する。
(特別枠とは、例えば「予選決勝で本当に僅差の判定負けをした選手」など、IMCSの運営本部が『地区予選各組の優勝者たちと比べても何ら遜色が無い』と判断した選手のみに与えられる、いわゆる「復活枠」です。)
3.その24人のうち、優勝者20人の中から「昨年の実績」による上位8人を「シード枠」にした上で、各ブロックに一人ずつシード選手を入れる形で、全員を三人ずつ8個のブロックに分ける。そして、シード選手以外の16人で、一日目に1回戦をブロック順に行なう。(全8試合)
4.二日目には、1回戦の勝者とシード選手とがブロック順に2回戦(全8試合)を行なって、まずはベスト8を決定する。
(原作で言う「ベスト10」は、すべて「ベスト8」に変更します。)
5.三日目は改めて「組み合わせ抽選」を行なった後、午前中に3回戦の4試合を、午後にはその敗者同士で5位〜8位決定戦の4試合を行なう。(計8試合)
6.四日目(最終日)は、午前中に準決勝の2試合を、午後に3位決定戦を行なった後、最後に決勝戦を行う。(計4試合)】
さて、一日目は、これといった「番狂わせ」もなく、8試合ともおおむね順当な結果に終わったのですが……事件は二日目に起きました。
ジークリンデ(15歳)は「前年の都市本戦優勝者」として、第4ブロックのシード選手になっていたのですが、初戦(都市本戦としては2回戦)で、ミカヤ(17歳)に勝利した直後に、自分が「クラッシュ・エミュレート・システム」の限界を超えて、ミカヤの右手を「現実に」破壊してしまったことを気に病んで、唐突に次の試合を棄権してしまったのです。
ミカヤの右手も、どう考えても次の試合までの数日で治るような状況ではなかったため、協議
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