【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第3章】SSXの補完、および、後日譚。
【第4節】同78年の10月以降の出来事。
[8/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
をしに来てほしい、とか言うとるんやけどな。二人は来月あたり、時間、空いとるか?」
なのは「私は、前半なら空いてるよ」
フェイト「ごめん。私は来週から、また長期の仕事が入っているわ」
はやて「やっぱ、執務官は忙しいお仕事なんやなあ」
フェイト「でも、来月なら、確か、エリオとキャロは時間が取れると思うわ。ティアナは、別件でまだしばらくは身動きが取れないみたいだけど」
なのは「スバルも『有給休暇が溜まってる』とは言ってたけど……動けるかなあ?」
フェイト「ところで、ルーテシアで思い出したんだけど。……リンカーコアにエネルギー結晶体とか、他人のリンカーコアとかが融合したままになってる人って、今のところ、はやてとルーテシアの二人だけなの?」
はやて「いや。まだ詳しいコトは、よぉ解らんのやけどな。今は教会本部の方に引き取られとる〈冥王〉イクスヴェリア陛下も、どうやら何かのエネルギー結晶体が、リンカーコアに融合しとるらしいで。……なんや、フェイトちゃん、気になることでもあるんか?」
フェイト「いや。三脳髄が死んだ後で、本当に良かったな、と思って。もしもまだ生きていたら、彼等は絶対にルーテシアや冥王陛下のことも何かに利用しようとしていただろうし」
なのは「そう考えると、はやてちゃんも『真の実力』を三脳髄に知られずに済んでいたのは、本当に良かったよね。新暦66年の時には、リンディさんも三脳髄の存在まで察知した上でああいうことを言った訳ではなかったんだろうけど」
はやて「言われてみれば、ホンマにリンディさんのおかげやなあ。……となると、やっぱ、三脳髄の件はリンディさんにも伝えておくべきやろか?」
フェイト「急ぐ話でもないんだし、取りあえず、クロノやロッサとも相談してからの方が良いんじゃないかな?」
なのは「うん。私もそう思うな」
はやて「じゃあ、また近いうちに相談してみるわ」
そうした会話の後、なのはとフェイトは自宅に帰って行きました。
その後で、リインはふと、はやてに問います。
「最後の『私信』の部分は、なのはさんたちに見せなくても良かったんですか? 地球が関係しているとなると、なのはさんやフェイトさんにとっても、決して無縁とは言い切れない話だと思うんですけど」
「確かにそのとおりやけど、まだ確定情報がひとつも無い話やからなあ。こちらでもう少し調べてからの方が、ええやろ。これこそ、特に急ぐ話でも無いんやし」
「まあ、それもそうですね」
リインは軽い口調で納得してみせましたが、内心では、ミゼットからの「私信」の内容に「何かしら妙にひっかかるもの」を感じていたのでした。
【実は、その感覚は「アインスから受け継いだ何か」に基づくモノだったのですが……その話も、また「第三部」でやります。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ