【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第3章】SSXの補完、および、後日譚。
【第4節】同78年の10月以降の出来事。
[7/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
民船〉でベルカを離れたのよ。まあ、ここまでは、間違いなく史実だろうと思うんだけど……。
その際に、〈最後の移民船〉が単独で、ベルカにつながる航路を『謎の技術』ですべて封鎖したという話になって……そこから、その船が、最初にベルカを離れた〈ゆりかご〉と対を成す存在であるかのように考える人たちが現れて……そのうちに『実は、その船は〈ゆりかご〉に匹敵するほどの、聖王家秘蔵の戦船だった』という伝説が生まれたのよ」
はやて「ちょぉ待ってや。まさか、あんなバケモノが実はどこかにもう一隻ある、なんて話や無いやろうな?!」
フェイト「まあ、『ゆりかごに匹敵』は、さすがに話を盛りすぎだろうと、私も思うけどね」
なのは「で、その船は? それから、どこの世界へ行ったの?」
フェイト「それが、全く解らないのよ。どの世界にも、その船がここに来た、という伝承は残されていないの。だから、『どこかの無人世界で今も眠り続けているのだ』と言う人もいるけれど、中には『そんな特別な船は、最初から存在していなかったのだ』なんて言い出す学者もいるぐらいで」
なのは「じゃあ、本当に単なる伝説かも知れないのね」
はやて「ホンマ、そうであってほしいわ」
【この〈最後の移民船〉の問題は、新暦102年になって、ようやく最終的に解決されることとなりますが、それはすでに「この作品の守備範囲」ではありません。】
はやて「それよりなあ。ロッサが言うには、今、西方で不穏な動きがあるらしいんや。また近いうちに『専任の独立部隊』を立ち上げることになるかも知れんのやけど、二人とも、その時には、また力を貸してくれるか?」
フェイト「今さら何を言ってるのよ。そんなの、当たり前じゃないの。(笑)」
なのは「と言うか、その時になって、はやてちゃんから声を掛けてもらえなかったら、私、泣いちゃうよ?(笑)」
(私は「その日」が来るまで、ヴィヴィオのために「できる限りのコト」をしてあげよう。)
なのはは、そんな会話をしながら、そう決意したのでした。
【この作品では、『なのはがVividのシリーズで、やたらとヴィヴィオをかまっているのも、ひとつにはこのためだった』という設定で行きます。
実際の「特務六課」の立ち上げは、これから2年あまりの後、新暦81年2月のことになりますが、〈ヴォルフラム〉の建造は、この頃にはすでに始まっていました。】
はやて「ところで、また話は変わるんやけどな。ルーテシアがこの一年たらずで、カルナージに宿泊施設やら訓練施設やら、いろいろ揃えたらしいんよ」
フェイト「あの無人世界に? 全部、一から造ったの?!(吃驚)」
なのは「まったく……あの子は、才能の宝庫だねえ」
はやて「で、誰かに一度、実際に『宿泊と訓練』
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ