【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第3章】SSXの補完、および、後日譚。
【第4節】同78年の10月以降の出来事。
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また、午後の5位決定戦は、再抽選の結果、まずハリー対エルス。次に、ジェスカ対ノムニアとなりました。
この後、『勝者同士で戦って5位と6位を決め、敗者同士で戦って7位と8位を決める』という方式なのですが、5位から8位の選手は「一日で3試合」をこなすことになるので、疲労の蓄積も相当なものになります。
勝者同士の、ハリーとジェスカの5位決定戦はまたもや微妙な判定になりました。一方、敗者のエルスとノムニアは完全にスタミナ切れで、7位決定戦はまたもや「ヘロヘロの泥試合」になります。
結果は、ハリーが5位、ジェスカが6位、ノムニアが7位、エルスが8位となりました。
毎年、8位の選手は一日で3連敗することになるので、精神的にはかなりキツいのですが、それもまたIMCSの厳しいところです。
(正直なところ、エルスはちょっと心が折れそうでした。)
【一度はベスト8に残ってから三連敗しないと「8位」にはならないので、「Vivid Strike!」でも描写されていたとおり、「8位の人」というのは決して誉め言葉にはならないのです。】
そして、最終日。まずは、準決勝戦の二試合が行われます。
第一試合では、「双剣」のバオランが珍しく防御を固め、ヴィクトーリアはこれを攻めあぐねて判定負けとなりました。
第二試合では、「百節棍」のザミュレイも、男装の麗人であり、同じホライズンジムの先輩でもある「縛縄」のノーザに敗れ去ります。
【ちなみに、バオランは「ややゴツい体型」で、普通の人間ならば「両手を使わなければ持ち上げることもできないほど」の幅広い長剣を、片手でブンブンと振り回して来ます。
(この流儀は、いわゆる「二刀流」とは武器の使い方が全く異なるために、区別して「双剣術」と呼ばれています。)
また、棍とは、「長さが人間の背丈より少し長いぐらいの棒」のことです。槍のような穂先が無いため、上下の区別も無く、どちらの側も同じように使えるのが特徴の武器で、ミッドでは昔から「不殺の武器」として広く用いられています。
中には、「双節棍」とか「三節棍」などといった武器もありますが、実際には、取り扱いがとても難しく、あまり実用的とは言えません。ザミュレイの「百節棍」に至っては、完全に「魔法なしでは全く扱えない代物」です。
(要は、「刃のついていないガリアンソード」のようなものだと思ってやってください。)
一方、ノーザの使う「縛縄」は、『空中に多数のフックを「固定」し、その間にロープを自在に張り巡らせる』という技術です。このスキルも、「空間認識能力」が相当に高くなければ、決して使いこなせません。
なお、フックが空中に固定されるのは、なのはが使う「レストリクトロック」のような捕獲系の魔法と同じ系統の「空間座標固定」によるもの
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