【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第3章】SSXの補完、および、後日譚。
【第2節】事件当時の各人の動向。(後編)
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、V、W、X、Y、Zに対応する文字は存在していません。)
ただし、S字は前後を母音に挟まれると、自動的に濁ってZ音で発音され、I字とU字も、母音が後続する形で語頭に立ったり、前後を母音に挟まれたりすると、自動的に半母音として発音されます。
なお、長母音は、同じ母音字を二つ続けて綴ることで表現します。
(したがって、「ユーノ」という名前をクレモナ文字で書くと、「IUUNO」といった感じの綴りになります。)
なお、クレモナ標準語は、基本的には「母音が優勢」の言語です。
二重母音は、本来はAI、AU、EI、EU、OI、OUと、IA、IE、IO、UA、UE、UOの12種類でしたが、後の時代に、EUはEOに、OIはOEに変化しました。
(現代では、綴りも発音に合わせて変わっています。)
また、許容される二重子音は、「破裂音(P、B、T、D、K、G)+流音(L、R)」の組み合わせのみであり、音節の末尾に破裂音や二重子音が来ることは許されません。
(つまり、音節末に来る子音は、S、M、N、L、R、の5種類のみです。)
なお、本来は「外来語表記専用の文字」だった、F、V、Z、Sh、Jの5文字も、今ではごく普通に使われています。21文字とも、外形は丸々とした可愛らしい文字ですが、直線的な文字に慣れているミッド人には、ちょっと字形の判別が難しいかも知れません。
【ラテン文字に翻字しているので、「Sh」と表記していますが、「現地では」これは1文字で表記されます。また、H音は「有気符号」によって表記されます。】
リインは以上のような話を聞いて、思わず『全自動翻訳機の「上位機種」が必要だ』と主張しました。
しかし、シャマルの対応は、なかなかに手厳しいものです。
「少しずつ人間に近づいて来ている、とは言っても、私たち守護騎士は元々、人間どころか生物ですらない『プログラム集積体』ですからね。まとまった形のデータであれば、丸ごとインストールすることも可能です。……リインちゃんも、その気になれば、同じことができるはずですよ?」
リインは小声で、何やらぼそぼそと言い訳をしました。どうやら、リインは(はやてと同様に)言語関係はあまり得意ではないようです。
【原作では、『守護騎士は、「プログラム生命体」が「実体具現化」した存在である』という表現になっていますが、私は『今時は、「プログラム生命体」と言うと、もう少し「攻殻機動隊」的なモノを想像してしまう人が多いのではないだろうか』と思い、この作品では少し表現を変えてみました。悪しからず御了承ください。】
シャマルのレクチャーはさらに続きました。
クレモナでは、文化が均質化してゆく過程で、現世利益的な伝統宗教もまた衰退したのだと言います。
そこで新たに勃興した
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