【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第3章】SSXの補完、および、後日譚。
【第1節】事件当時の各人の動向。(前編)
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
歳のはずですが、どうやら、彼は「ロゲルモスの長女アモルデ」と従兄妹同士で結婚し、あちらへ婿入りしたようです。
確かなことは解りませんが、おそらくは、その二人も新暦70年の「シガルディス支部殲滅戦」で死亡したのでしょう。
しかし、その頃、クロノたちがその場を離れている隙に、レニィは隠し持っていた毒薬で自決していました。
(あとは頼んだわよ、私の可愛いアモルデ……。)
以上が、マグゼレナ第一大陸における「6月末日」の事件の概要です。
【この件に関しては、また「インタルード 第2章」で詳しくやります。】
【なお、クロノ提督はその後、まだ正確な所在地がよく解らない他の五つの支部についても捜査を進めました。
そして、六年後(新暦84年)には、「管理外世界にある支部」を除いた他の四つの支部をすべて殲滅することに成功したのですが……実は、新暦70年に、シガルディス支部はただ闇に潜んだだけで、まだ決して滅び去ってはいなかったのでした。】
次に、高町なのは一等空尉(22歳)は、他の世界における「航空戦技教導隊」を拡充するため、「教導官の指導員」として、幾つかの世界を巡回していました。
今回は、まず5月には、〈管5ゼナドリィ〉の首都圏へ。次に6月には、〈管12フェディキア〉の首都圏へ。翌7月には、〈管8フォルス〉の第二首都圏へ。各々、一か月ちかく滞在します。
そういう訳で、なのはは6月にも、父・士郎の「50歳の誕生日」のお祝いには出席できませんでしたが、リンディが通信用の設備を高町家の側に持ち込んでくれたので、美由希の夫・ロベールがまだ喫茶碧屋の方にいる間に、管理局の宿泊施設の部屋からリアルタイムで顔を見せ、父・士郎にお祝いの言葉を贈ることができました。
以下は、その後の雑談です。
美琴(0歳9か月)「あー、あー」(空間モニターに投影された映像に興奮気味。)
なのは(22歳)「はーい。ミコトちゃーん。おぼえてるかなー? なのはおばちゃんですよー。(笑)」
【なのはは、昨年の末には長期休暇を取って地球の実家に滞在し、母親のお店の手伝いや姉の育児の手伝いなどを精力的にこなしていました。この件に関しては、前章の「第8節」の末尾を御参照ください。】
美由希(30歳)「何言ってるのよ、なのは。0歳児が半年も前のことなんて覚えてる訳ないじゃないの。(笑)」
士郎(50歳)「いやあ、それにしても、孫がいる生活ってのは、幸せなモノだなあ」
桃子(46歳)「三十代で一度は死にかけた人だものね。正直に言うと、あの当時は、こんなにも長生きしてもらえるとは思っていなかったわ」
士郎「当時は、医者からも『もう常人並みの天寿が得られるとは思わないでほしい』とか言われたけどな。おかげさまで、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ