プロローグ
[9/10]
[1]次 [9]前 最後 最初
筋で生きることを選んだ。ケンイチを愛する他の女傑たちはケンイチと美羽が離婚するのを狙っているが。寿命の問題も【返老環童】【換骨奪胎】といった不死鳥や桃太郎伝説の桃太郎の若返った両親のような【永年益寿法】でいくらでも待てるため、時間とか特に気にしていない。
梁山泊の豪傑の師匠たちは弟子を見習って修行をして【超人】【武神】へといたり、梁山泊は超人を越えた武神たちが集う神界ともいえる大都会にある秘境となった。
ケンイチが超人を越えた神となって数百年……。
戦闘による死亡、あらゆる永年益寿法のせいで外見的な老化が分からずうっかり延命調整をミスって老衰( 『天〇無用』の主人公の母親のように )で先逝った師匠・戦友・知人・妻・子孫たち。長老のように老いたケンイチは孤独だったわけではないが自分を知る者が残り少ない……。長く生きていると時間の感じ方がおかしくなる100年が数年に感じるほどだ。若返れば時間の感覚も20代の時代へと戻るが、自分にとって大切なものがほとんどいない、この世界で延命調整を繰り返すだけの価値があるのだろうか疑問に思った。
文明レベルが『ドラえもん』や『ス〇ーオーシャン3』のような感じで科学を極めたといわれるくらい発達した世界から人間国宝を越えて人間世界遺産の認定を受けたが、全然嬉しくなかった。才能皆無のくせに武の【現人神】どころか【主神】【大神】へと到った超越者、静動轟一状態では神を越えた存在の【神越者】に到ったのだから、凡その人間からは【希望】の神とまでいわれ尊敬されていた。ただここまで成り上がるには地獄の中の地獄の修行を乗り越えるための不屈の精神が必要となる為、ある意味【絶望の神】とも恐れられたが、彼の弟子は地獄の修行を脱獄せずやり切れば全員【超人】以上に到ることができた。その後、【現人神】に成れるかは本人の努力次第だが。まあ、超人に到り静動轟一を修めていれば大体なっていてもおかしくない。
ケンイチの修行で【超人】へと高速で大成するのは効率の良い地獄の修行と静動轟一の修行の関係で凡才以下の【凡人】なのだ、天才だと気が生まれながら強いため、静動轟一に耐えられる器を作るのに時間が多くかかり、地獄の修行についていけない不屈の精神がないものが大半のため、天才と言われるものの大半は辞めてしまうのだ。神や悪魔に選ばれたレベルの超天才ならば話は別だろうけど。
ケンイチの修行で生き残って大成するのは基本的に『不屈の精神を持った凡人』か『神や悪魔に選ばれた最強の精神と肉体を持った天才』どちらかである。超天才側の弟子の方は努力や才能の無さを笑わない当時の梁山泊の師匠達みたいな良き性格へと育った。生き残ったというか修行から逃げなかった凡人が大成する姿を見たから性格が歪なかったのかもしれない。
[1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ