プロローグ
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刃合練斬(真剣)】を使用していれば秒殺か瞬殺になる可能性が極めて高い。
◎【総刃共練斬】に【流水制空圏】を加えることで『相手の目を見て、相手の立場に立って、相手の心と同調して、相手と相手の武器と一つとなる』境地の【総刃合練斬】を開発することに成功して香坂流の技を昇華させた。当然自身の装備と心身を一体化させる【心刃合練斬】の状態で【流水制空圏】を使えば一体化による強度も飛躍的に向上する。
無手の実戦で香坂流を使用する場合、自身が装着している道着・鎖帷子・手甲とを己の一部としたり、自身と一体化させたり、装備を含めた自身と相手と一つとなるといった方法で闘っている。
ケンイチは武器の師匠である香坂しぐれを越えるために、総刃合練斬の実力が並みの特A級にまで劣化した実体を持った分身(武影)の再現率を上げるため、修行として闇の武器組の達人達との戦闘で総刃共練斬と流水制空圏を同時使用したのだが、予想を越えた成果を出したのだ、梁山泊に長年住んでいた神童(武器と兵器の申し子)の香坂しぐれでも自力で到らなかった技をまさか武術の才能が無才のケンイチが先に到ったので悔しいと同時に狂気乱舞し抱き着いた、ケンイチはこのとき心身ともに色々と気持ちよかったのか鼻の下を伸ばした、この姿が美羽に目撃されて嫉妬されぶっ飛ばされたのだが(笑)
この後、香坂しぐれも【流水制空圏】を会得した、弟子のケンイチをよく観てきたこと、破壊神シヴァや哲学する柔術家のように口伝と目撃情報から再現したように、長老から流水制空圏の構成・構造を聞いていたため、基礎もできていたし、すぐに習得し【総刃合練斬】を会得した。流水制空圏状態で【心刃合練斬】の状態を慣らし続けていたら、一体化していない通常時の戦闘力も飛躍的に向上して、彼女は二天閻羅王以来の武器組の【超人】へと到らせた。武器組の二天閻羅王と無手組の無敵超人を除いて若くして超人に到ったのは拳魔邪神シルクァド・ジュナザード以来だった。融合した武器が鋼の真実に最も近づいたモノだった為、分離後の身体の方も鋼の真実に影響されて鋼鉄を越えた金剛・真銀・日緋鉄と呼ばれるくらいの超人的なものへと練成されたのかもしれない。
梁山泊の豪傑になってすぐに無敵超人から秘伝の流水制空圏を伝授されていたら、闇の武器組と無手組合わせて二人の超人がいるように、梁山泊にも無手組と武器の組の超人が合わせて二人いることになっていたかもしれない。だが、無敵超人はこれを否定した。彼女が流水制空圏を自力で会得できたのは弟子の白浜ケンイチの存在があってこそだと。彼女は梁山泊に来る前は仲間内でも心をあまり開かず、食事共にすることもないくらいにコミュ障だっため、流水制空圏の会得は不可能だったのだ。香坂しぐれは弟子の
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