第164話
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ゼ君、直ちに各勢力に”灰色の翼”についての説明や連絡の手配を。」
「「はい……ッ!」」
静かな笑みを浮かべて呟い”たオリヴァルト皇子”は表情を引き締めて”エリゼ”とアルフィン皇太女に指示をし、”オリヴァルト皇子”の指示に二人は力強く答えた。
1時間後――――――
〜レボリューション・ブリッジ〜
「解析完了……!”元凶”と”逆しまのバベル”に突入したクロスベル解放勢力の位置はほぼ同じです……!」
「位置がほぼ同じという事は、どうやらこちらの世界のロイドさん達は既に”元凶”の元に辿り着いて戦闘を始めているようね。中の様子はわかるかしら?」
「可能です……!今、映像に出します……!」
1時間後”逆しまのバベル”へのハッキングをして”逆しまのバベル”内の状況を確認したティオは報告し、ティオの報告を聞いて真剣な表情で推測したプリネはある事を訊ね、プリネの質問に対して答えたジョルジュが端末を操作すると映像端末に並行世界のロイド達が見守っている中金色の魔煌機兵と見た事もない騎神らしき機体と戦っている様子が映った。
「やはり、既に戦闘が始まっていたようですね……!」
「ああ…………どうやら金色の魔煌機兵がこの世界の俺達側で、その相手が”元凶”のようだが……一体何なんだ、あの”騎神”らしき機体は。」
「……恐らくではありますが、あの機体は”全ての騎神の力が集まった機体――――――巨イナル一そのもの”ではないかと。」
「うん、ミュゼの推測通りだよ。――――――”零の騎神”ゾア・ギルスティン。『七の騎神の力全てが集まった事で巨イナル一そのもの』と言っても過言ではない騎神だよ。」
映像端末に映る状況を確認したクレアとレクターは厳しい表情で呟き、レクターの疑問にミュゼが自身の推測を答えると”零の至宝”キーアが頷いて説明をし、その説明を聞いたその場にいる全員は血相を変えた。
「まさかこんな形で『巨イナル一そのもの』を目にする日が来るなんてね………」
「どうやら他の機体は既に戦闘不能まで追いやられてしまったようね。」
「黄金の魔煌機兵の操縦者はルーファスだよ!まだ、粘っているようだけどこのままだと……!」
ジョルジュは複雑そうな表情で映像端末に映る”零の騎神”ゾア=ギルスティンを見つめて呟き、レンは金色の魔煌機兵の背後にそれぞれ煙を上げて待機状態になっている機甲兵達に気づくと厳しい表情で戦況を分析し、金色の魔煌機兵の操縦者を分析したキーアは真剣な表情で忠告した。
「レン、主砲でバベルを覆う障壁ごと破壊して更に中にいる”零の騎神”まで貫通させる事は可能かしら!?」
「ちょっと待ってて……!――――――可能よ!どうやら中での戦いとレン達とクロスベル解
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