第164話
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放勢力による反撃に向こうにとっても予想以上のエネルギーを消費された事で、バベルを守る障壁のエネルギーも一時的に減少しているから、このレボリューションの主砲なら貫けるわ!」
プリネに訊ねられたレンは凄まじい指の速さで端末を操作して分析結果を報告した。
「わかったわ!総員、直ちにレボリューションの中に一時撤収しなさい!これよりレボリューションは”逆しまのバベル”への突入を開始します!繰り返す!これよりレボリューションは”逆しまのバベル”への突入を開始するので総員、レボリューションの中に一時撤収しなさい!――――――主砲の発射準備を!」
「イエス・マイロード!!」
分析結果を聞いたプリネはリィン達には通信で、甲板で戦っている面々には艦内の放送で同時に撤収指示を出した後ブリッジの面々に指示を出した。
〜クロスベル領空〜
撤収指示を聞いた甲板の面々は戦闘を中断してレボリューション内へと撤収し、空で戦っていた面々もレボリューションの格納庫内へと戻って行った。そしてレボリューションは旋回して”逆しまのバベル”を正面にする位置まで移動した後、機体の正面にある砲口を起動させて砲口に凄まじいエネルギーを溜め込み始めた。
〜レボリューション・ブリッジ〜
「主砲、エネルギー充電完了しました!」
「目標、”逆しまのバベル”中枢区画内の”零の騎神”ゾア=ギルスティン、ロックオン完了!」
「撃てっ!!」
軍人とレンの報告を聞いたプリネは指示を出した。
〜クロスベル領空〜
エネルギーを溜め終えたレボリューションの主砲はプリネの指示によってエネルギーを放つと、エネルギーは極太の凝縮したエネルギーとなり、”逆しまのバベル”の障壁を易々と貫き、更に”逆しまのバベル”自身を貫いた!
少し前―――――
〜逆しまのバベル・中枢区画〜
レボリューションが主砲を放つ少し前、”零の騎神”ゾア=ギルスティンと戦闘を繰り広げていた機甲兵は全て戦闘不能状態に陥り、ルーファスが操縦する魔煌機兵も満身創痍の状態であった。
「……ぅ……あ………」
「………くそ……ッ!」
「二つの至宝を合わせた力……ここまでとはな………」
戦闘不能になった機甲兵の操縦席で”ミュゼ”は敵の凄まじい強さに思わず恐怖の声を出し、”クルト”は無念そうな様子で声を上げた。ルーファスは敵の強さに重々しい様子を纏って呟いた。
「ユウナッ……!」
「機甲兵でも敵わないなんて……!」
「こ、このままじゃ……!」
味方の危機に”ロイド”は心配そうな表情で声を上げ、”ノエル”と”マキアス”は不安そうな表情で声を上げた。
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