第四十五話 歌劇の世界からその六
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「あの連中が言うのが事実やと」
「何かその滅亡する時になったら」
「ほんま色々なことが起こってな」
「人類何度も滅亡するね」
「そや、ああした連中は電波を受信してるんやなくて」
俗にそうした者達が言われることだ、これはとある薬物中毒の通り魔が言ったことが使われているという。
「自分達からや」
「電波を出してるね」
「そんな連中処罰せんでな」
それでというのだ。
「一連の発言見たらええわ」
「その都度言ってること違って」
「何が何でも人類は滅亡する」
「そう言うさかい」
「しかも何かあったらな」
まさに箸が転がる様なことでもだ。
「人類は滅亡するって絶叫して喚く」
「それもいつも」
「鹿も滅亡の原因がその都度ちゃう」
「それやとね」
「ほんまもんやとな」
そうした意味でというのだ。
「わかるさかい」
「それでやね」
「最悪精神病院に放り込んだらええ」
「あんまり酷いと」
「実際そこに入れてもええレベルの奴ばかりやしな」
そうしたことを喚く者達はというのだ。
「そやからな」
「皆にどれだけおかしいか見てもらって」
「そしてな」
最悪、というのだ。
「精神病院に放り込む」
「それで一生隔離やね」
「それでええわ、しかしこの世界でも予言があって」
芥川は今度は考える顔で述べた。
「そんなん喚く連中おるとはな」
「いや、ああした連中は何処でもおるんか」
中里も言ってきた。
「ほんま思ったわ」
「そやな」
芥川は中里にも応えた。
「あの連中見てたらな」
「嫌になったな」
「そんな人類滅亡が好きやったら」
それならというのだ。
「もうな」
「自分が破滅すればええな」
「勝手にな、それを喚き散らすとな」
「鬱陶しいな」
「ほんまな」
それこそというのだ。
「鵜呑みにする子供おるし」
「子供は信じるからな、そういうの」
「それで信じて」
そしてというのだ。
「世界の危機と合わせてな」
「考えて心配するから」
「ああした連中はな」
「鬱陶しいな」
「そやから最悪な」
実害が出そうならというのだ、信じる子供が多くなる様な事態になればだ。
「病院送りや」
「精神病院にな」
「騒乱罪になるかっていうと」
「十星連合にはないしな、騒乱罪」
「しかも騒乱罪やなくてな」
そうではなくというのだ。
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