第八十五部第三章 北京星系を見てその十九
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「売れる為には戦争さえ起こす」
「そう言われていましたね」
「実際に米西戦争も起こしました」
「スペインへの敵愾心を煽り」
「そうしてきましたね」
「あの戦争は我々が勝ったが」
即ちアメリカがというのだ。
「それでもだ」
「マスコミ、イエローペーパーの体質を表していますね」
「それもこれ以上はないまでに」
「安全な場所から大衆を煽動する」
「そうした存在ですね」
「そのタブロイドにだ」
まさにというのだ。
「注意するおとだがそのタブロイドに乗る様な話はだ」
「出さない」
「愚か者にしか通じない様な煽動は」
「それはですね」
「そうだ、ワシントンポストやニューヨークタイムズに載る様な」
そうしたというのだ。
「ニュースを流すことだ」
「フェイクニュースでも」
「そうあるべきですね」
「露骨な嘘のものではなく」
「それなりに説得力を持つものですね」
「それを流してだ」
そしてというのだ。
「中央政府に情報を検証させてな」
「時間を潰させる」
「そうしている間にですね」
「こちらは動いていきますね」
「そうしていきますね」
「今中央政府は受け手だ」
攻守のそれだというのだ。
「こちらが攻めていてな」
「あちらはですね」
「そちらですね」
「それならですね」
「こちらとしてはですね」
「攻められるだけ攻めますね」
「そうしていく、情報収集をしているならだ」
その時点ならというのだ。
「相手は受け手だ」
「これから攻める為の情報収集」
「それですね」
「では我々としては」
「出来るだけ今のうちに攻めて」
「有利な状況にしていきますね」
「そして流れを作ることが出来れば」
それが果たせればというのだ。
「かなりいい」
「左様ですね」
「スポーツで最初に大量得点が出来れば」
攻めてそれが出来ればというのだ。
「かなりいいな」
「はい、それでもうです」
「かなりの流れを掴めます」
「序盤に大量得点が出来れば」
「それはかなりいいです」
「バスケットボールでもホッケーでもな」
そうしたスポーツでもというのだ。
「だからな」
「それで、ですね」
「我々もですね」
「今は攻めますね」
「その状況を作りますね」
「そうする、確かに今の中央政府外務省は強敵だが」
ひいては外相であるカバリエはだ。
「しかしだ」
「それでもですね」
「受け手の側にいればですね」
「攻められるので」
「ここで攻めていきますね」
「先程スポーツに例えたが」
ここからだ、マックリーフはさらに話した。
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