第七十八話 教会長さんその一
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第七十八話 教会長さん
この日は大学の講義が終わって詰所に帰る前に神殿本部で参拝をさせてもらったところで、でした。
長池先輩とお会いしました、先輩は私を見るとにこりと笑って挨拶をしてくれました。
「こんにちは、ちっち」
「こんにちは、先輩」
私も笑顔で応えました、そうして先輩は私に聞いてきました。
「今日はこれから時間ある?」
「あとは詰所に帰ってですね」
私は先輩に少し考えてから答えました。
「事務所に入らせてもらいますけれど」
「他にはなのね」
「何もないです」
これといってです。
「特に」
「じゃあ教祖殿と祖霊殿参拝しない?私今からそちらも参拝させてもらうつもりだけれど」
「そうなんですね」
「ええ、どうかしら」
「それじゃあ」
時間もあるしです。
「お付き合いさせて下さい」
「ええ、参拝しましょう」
いつもの奇麗なお顔での笑顔でした、何時見ても先輩は本当に奇麗な人です。それはお心もだから余計にそう見えます。
私は先輩と一緒に教祖殿それに祖霊殿への参拝に入りました、二人で横に並んで神殿の回廊を歩いてそちらに行きました。
私達はかんろ台の南の礼拝場の前でお会いしてそこから回廊を歩きました、そこで先輩は私にこんなことを言ってきました。
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