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夢幻水滸伝
第三百二十三話 異世界のシアトルでその十四
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「私はです」
「その民の為ならば」
「それならばですか」
「戦われますか」
「トウェイン様とも」
「あらゆる手段を用いて」
 そのうえでというのだ。
「戦います」
「そうですか」
「それではですね」
「敵が来れば」
「その時はですね」
「そうします」
 こう言ってだった。
 ヘミングウェーはトウェインの動向を注視した、実際にいざという時は戦うつもりであった。だがある日だった。
「話し合いをですか」
「はい、仲間同士となって」
 シアトルの市長がヘミングウェーに話した。
「共に世界を救わないかとです」
「トウェイン君は言っていますか」
「左様です」
「あの、ここはです」
 牧師はヘミングウェーに話した。
「まずはです」
「トウェイン君の申し出を受けてですね」
「そしてです」
 そのうえでというのだ。
「お話をされては」
「私もそうすべきと思います」
 シスターも言ってきた。
「この度は」
「そうですね、私としてもです」
 ヘミングウェーもそれではと応えた。
「トウェイン君とのお話をです」
「希望されますか」
「この度は」
「左様ですか」
「お話でことが解決すれば」
 それでというのだ。
「よしなので」
「だからですね」
「この度はですね」
「申し出を受けますね」
「そうします」
 確かな声で答えた。
「ここは」
「わかりました、それではです」
「使者の人に答えましょう」
「申し出を受けると」
「そしてです」
 そのうえでというのだ。
「無事にお話が整えば」
「そうすればですね」
「共に手を携え」
「世界を救われますか」
「そうなる様にします、やはりトウェイン君はそうした人ですね」
 彼のことも話した。
「決して好戦的やないです」
「お話で済めばいい」
「そうしたお考えの方ですね」
「これまでの勢力拡大を見ても」
「はい、決してです」
 彼はというのだ。
「涜武を行う人やないです」
「軍をみだりに動かす」
「そうしたことはされない」
「例え六将星の方であられても」
「そうです、そして民も大切にします」
 彼のこのことも言うのだった。
「戦はやはりです」
「常にですね」
「民を巻き込みかねないですね」
「その危険がありますね」
「そうです、その戦をみだりにせえへんことは」
 まさにというのだった。
「ええことです、ほな」
「会われる」
「そしてですね」
「お話がそれで済めばですね」
「ええです」
 それでというのだ。
「ほんまに。では」
「これよりですね」
「トウェイン様とお話をされますね」
「そうされますね」
「エリカさんもとのことなので」 
 アラスカ州の星の者である彼女もというのだ。

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