暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第三百二十三話 異世界のシアトルでその十

[8]前話 [2]次話
「避けられるならです」
「それに越したことはないですね」
「だからですね」
「ここはまずは降伏勧告を行い」
「そしてですね」
「降ればよしとします、では使者の方に行ってもらいましょう」
 こう言って城内への突入の準備を行いつつ使者を送り降伏を促した。すると守りを大きく壊されたスポケーン側は。
 使者の言葉を聞いて降伏した、当然ヘミングウェーはそれを受け入れここにワシントン州は統一された。
 その統一の後でだ、彼はシアトルで言った。
「統一しましたが」
「もしろですね」
「これからどうするか」
「それが問題ですね」
「そうです、暫くの間はです」
 官吏達に真剣に考える顔で答えた。
「内政に専念してです」
「そうしてですね」
「州全体をさらに豊かにしますね」
「そうしますね」
「そうすべきだとです」
 その様にというのだ。
「私は考えていますので」
「それではですね」
「これからそうしていきますね」
「暫くの間は」
「州の内政を進めていきますね」
「そうしていきます、特に技術力を上げたいので」
 それでというのだ。
「他の州からも人材を募集します」
「科学や魔術、錬金術に強い人材ですね」
「そうした人達をですね」
「迎え入れますね」
「ボーム君の様な人物はおらずとも」
 マサチューセッツ州の星の者であり優れた科学者である彼のことも思い言うのだった。彼のことはシアトルでも聞いているのだ。
「多くの人材がいれば」
「それで、ですね」
「発展出来ますね」
「左様ですね」
「そうです、そして」
 そのうえでというのだ。
「産業にもです」
「その技術力を生かしますか」
「そうしていきますか」
「今後は」
「特にこのシアトルは航空産業の発展が著しいので」
 この世界でもこの街はそうである、そちらの企業もこの街に拠点を置いているのだ。
「そちらにもです」
「是非ですね」
「その技術力を入れていきますね」
「そうしていきますね」
「そして複葉機からです」
 今主に使われているこの航空機からというのだ。
「単葉機にして航続距離もです」
「伸ばす」
「そうしていきますか」
「これからは」
「はい、そして」
 それにというのだ。
「軍用機もです」
「発展させる」
「よりよいものにしますか」
「そうしていきますか」
「はい」
 まさにというのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ