第二幕その十一
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「本当にね」
「そうだね、けれどね」
「折角用意してもらったし」
「今回はね」
「このお部屋で休ませてもらおうね」
「ええ、確かに私はお外とかテントが好きだけれど」
それでもと言うドロシーでした。
「気持ちは嬉しいから」
「それじゃあね」
「この中でね」
「楽しく過ごさせてもらいましょう」
こう言ってでした。
ドロシーは皆と一緒にホテルのロイヤルスイートルームの中でくつろぎはじめました。そうしてでした。
皆まずはお風呂に入ることにしましたがそのお風呂も見事なもので。
「まるで温泉だね」
「そうだよね」
「広くて奇麗で」
「ジャグジーやサウナや水風呂もあって」
「凄いお風呂だね」
「そうね、床や浴槽や壁は大理石でね」
ドロシーも言います。
「そうしたものを見るとね」
「凄くいいですね」
「これは楽しめますね」
「お風呂の方も」
「じゃあすぐに入りましょう」
「そうしましょう」
「僕達も入らせてもらうね」
臆病ライオンも言いました。
「それで奇麗にならせてもらうよ」
「うん、これは楽しみだね」
腹ペコタイガーも言います。
「お風呂の方も」
「そうだね、じゃあ皆で入ろうね」
トトも尻尾を振って言います。
「順番でね」
「じゃあ男の子は男の子で入って」
ドロシーが言いました。
「女の子は女の子、そして生きものの皆はね」
「皆でだね」
「入ってね、貴方達は身体が大きくて毛も多いから」
それでと臆病ライオンにお話します。
「洗ったり身体を拭いて乾かすのはね」
「王宮でいつもしてもらっているみたいにね」
「生きものの美容師の人達に来てもらってね」
そうしてというのです。
「そのうえでね」
「奇麗にしてもらうんだね」
「そうしてもらいましょう、このホテルには生きものの美容師さんもいるから」
だからだというのです。
「奇麗にしてもらいましょう」
「それじゃあね」
「それにお食事も」
ドロシーはこちらのお話もしました。
「楽しませてもらいましょう」
「いいよね、何かね」
腹ペコタイガーはにこにこと舌なめずりして言いました。。
「凄く美味しいものが出そうだね」
「食べたいものを言えばね」
「そうすればだね」
「ホテルの人達がお部屋まで持って来てくれるわ」
皆がいるこのロイヤルスイートルームまでというのです。
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