第二章
[8]前話
オラフにだ、グレタはまずは他の犬達を紹介した。雄のシェパードと雌のゴールデンレッドリバー、雌のポメラニアンだった。
「ロビー、ハンナ、ミニーよ」
「ワン」
「ワンワン」
「キャンキャン」
「そしてね」
最後にだった。
シャーロット、雄の彼のところに連れて行って紹介した。見れば彼は悲しそうな顔で横たわっている。
「シャーロットよ」
「クゥン・・・・・・」
「皆と。そして彼とは特にね」
こうオラフに言うのだった。
「仲良くしてあげてね」
「ニャン」
オラフは鳴いて応えた、そうしてだった。
自らシャーロットのところに来た、それからだった。
「クゥン」
「ニャア」
二匹はいつも一緒にいる様になった、オラフはシャーロットといつも一緒にいて一緒にご飯を食べてだった。
一緒に寝る様になった、グレタはその状況を見て獣医に話した。
「かなりね」
「シャーロットはオラフに癒されてですね」
「元気になったわ、それでね」
獣医にさらに話した。
「私も考えて」
「そうしてですか」
「犬用の車椅子を買って」
そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「シャーロットに使わせていますか」
「そして水泳も」
こちらもというのだ。
「お家のプールを使ってね」
「させていますか」
「そうしていいわね」
「はい、車椅子で移動出来ますし」
獣医もまさにと答えた。
「そして水泳が身体を動かすことになり」
「ストレス解消と健康管理になって」
「リハビリにもなって」
その効果もあってというのだ。
「いいと思います」
「そうね」
「はい、ですから」
それでというのだ。
「車椅子も水泳もです」
「続けていっていいわね」
「是非」
「それじゃあね」
獣医の返事ににこりと笑って応えた、そうしてだった。
オラフが来て心が癒されたシャーロットは車椅子で動きかつ水泳もする様になった。まだ自分で歩くことは出来ない、だが。
もう塞ぎ込んではいなかった、いつも一緒にいる友人にも励まされてだった。今日も自分の出来る限り動いてグレタや彼女の家族そして他の犬達に暖かい目で見守られるのだった。
歩けなくなった犬を助けた猫 完
2023・11・21
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