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星河の覇皇
第八十五部第三章 北京星系を見てその十七

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 喧伝が増えた、このことにアメリカ大統領マックリーフは笑みを浮かべて話した。
「数程有り難いものはない」
「全くですね」
「何事も数です」
「数があればです」
「それだけで全く違います」
「だからだ」
 それでというのだ。
「三百もの国が揃ったことはいい」
「実に」
「だからですね」
「このことを喧伝し」
「そうしてですね」
「中央政府にプレッシャーをかける」 
 その様にするというのだ。
「是非な、そして三百もの国がだ」
「宣言を発表しますね」
「同時に」
「その様にしますね」
「そうしてだ」
 そのうえでというのだ。
「その宣言を実現する様にだ」
「動きますね」
「それからは」
「その様にしますね」
「そうする、その準備もだ」
 これもというのだ。
「していっているしな」
「宣言が採択され発表されたなら」
「それならですね」
「宣言を実現させる」
「その為に動いてもいきますね」
「そうしていかないとならない、国益の為にな」
 マックリーフも国益という言葉を出した、国益を求めることこそ政治家の仕事に他ならないからである。
「そうしていくとしよう」
「それでは」
「その様にしていきましょう」
「これからの話通り」
「そうしていきましょう」
「是非な、しかし中央政府の動きを水面下で見ると」
 今度は中央政府の話をした。
「今は情報収集に専念していてな」
「そうしてですね」
「特にですね」
「動きはありませんね」
「それ以外のことは」
「情報収集をしてだ」
 そうしてというのだ。
「我々の動きをチェックしてな」
「そしてですね」
「そのうえで、ですね」
「これからどうするか」
「考えているところですね」
「ならばだ」
 中央政府が情報収集から打つ手を考えているならというのだ。
「我々はな」
「情報を隠蔽する」
「そうしていきますね」
「これからは」
「フェイクニュースも流す」 
 偽の情報をというのだ。
「そうして惑わすこともな」
「していきますね」
「そうしてですね」
「動きを遅らせますね」
「カバリエ外相は偽の情報は見破る」
 今回の敵である彼女はというのだ。
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