暁 〜小説投稿サイト〜
ハッピークローバー
第百四話 過ごしやすくなってその九

[8]前話 [2]次話
「種があってもね」
「好きなんだ」
「柿は柿だから」
 それ故にというのだ。
「あの味が好きだから」
「それで固い柿だね」
「渋くないね」
 そうしたというのだ。
「甘い柿がね、毎日食べてもね」
「飽きないんだ」
「実際一昨年秋は毎日食べてたわ」
「柿をなんだ」
「お母さんも好きだし」
 このこともあってというのだ。
「それでね」
「毎日食べていたんだ」
「秋はね、けれどね」
 そうしてもというのだ。
「全くね」
「飽きなかったんだ」
「そうなのよ、毎日一個は絶対食べていたけれど」
 そうしていたがというのだ。
「けれどね」
「飽きなかったんだ」
「それで蜜柑も」
 この果物もというのだ。
「こっちは毎年毎日みたいにね」
「食べてるんだ」
「晩ご飯の後に」 
 その時にというのだ。
「食べてるけれど」
「毎年冬は」
「飽きないのよ」
「そういえばどっちも飽きないかな」
 古田も言われて頷いた。
「柿も蜜柑も」
「そうしたところあるわよね」
「どっちもね、他の果物なら飽きそうなのに」
 それがというのだ。
「どうもね」
「飽きないわね」
「そうした果物だね」
「そんな味なのかしら」
 ここで理虹はこう考えた。
「柿とか蜜柑って」
「飽きない味だね」
「そうなのかしら。じゃあ今年も」
「柿も蜜柑も食べるんだ」
「柿は明日からでもね」
「食べるんだ」
「お母さんに行って」
 そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「買ってもらって」
「それでね」
「毎日食べるんだ」
「果物ってビタミン豊富で」
「それが大きいよね」
「しかも糖分もお菓子より低いでしょ」
 このことも言うのだった。
「だから歯にいいし」
「歯だね」
「肥満は食べた分だけ動くから」
 そうするからだというのだ。
「私は気にしないの」
「食べたなら動けだね」
「部活でいつも走ってるし」
 それにというのだ。
「結構意識してね」
「動いてるんだね」
「そうしてるの」
「だから食べても」
「気にしないの」
「そうなんだ」
「これ若いうちだけで」
 それでというのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ