暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第三百二十三話 異世界のシアトルでその九

[8]前話 [2]次話
「これはです」
「勝利への近道です」
「それも極めて」
「左様です」
「州全体の線路や車道は整備し」
 そうしてというのだ。
「空港もです」
「築いてきました」
「それで多くの空軍も動員出来ます」
「そうなっています」
「ですから」
 その為にというのだ。
「是非です」
「軍隊をですね」
「スポケーンまでそうしたもので送りますね」
「物資も」
「そして戦いますね」
「そうします、大軍を迅速に動かし」
 そしてというのだ。
「私も出陣しますし空軍もです」
「動員しますね」
「空船も航空機も」
「また飛行船も」
「全て用います」
 用いられるものはというのだ。
「勝利の為に」
「わかりました、それでは」
「その様にしましょう」
「まずは」
「そしてです」
 そのうえでというのだ。
「あの街を降します」
「そしてワシントン州を統一する」
「そうされますね」
「あの街と周辺の街や村も掌握し」
「遂には」
「その様にします」
 ワシントン州を統一すると言うのだった。
 そしてこの話の通りヘミングウェーは術や道具に加えてだった。
 馬に様々な文明の利器を用いて七万の軍勢を一気にスポケーンにまで送った、当然そこには彼もいてだった。
 軍を集結させると早速総攻撃を開始し彼は空から敵の西の城壁の中で最も高い塔を落雷を放ち一撃で破壊しさらにだった。 
 さらに攻撃を浴びせ塔を壊していきだった、門も壊し。
「さて、後はです」
「軍を突入させますか」
「市内にまで」
「そして攻め落としますか」
「いえ、その前に攻撃準備を進める中で」
 将兵達にこう答えた。
「降伏勧告をしますので」
「それで降ればよし」
「そうなのですね」
「この度は」
「西に塔と門を壊しましたし」
 それにより城内即ち市内への突入が容易になった。
「突入出来る状況にしましたし」
「攻城戦は城内に突入出来る状況になれば勝利に大きく近付きます」
「我々は今その状況になりました」
「それならですね」
「攻撃準備と共に」
「降伏勧告をしますか」
「それで降ればよしです」
 敵の方がというのだ。
「市街戦になりますと」
「今の我々なら勝てますが」
「何かと損害が出ますね」
「敵味方両方に」
「市内という複雑な場所で戦うので」
「また民間人やその施設にも犠牲が出かねないので」
 このリスクもあるからだというのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ