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夢幻水滸伝
第三百二十三話 異世界のシアトルでその四
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「あまりにも高いそれを」
「そやからですね」
「私もです」
「同行してくれますか」
「そうさせて頂きます」
「そうですね、私一人で行くよりええですね」
 ヘミングウェーもそれならと頷いた。
「この場合は」
「そうですね、それでは」
「市長さんのところにお邪魔しましょう」
 こうしてだった。
 ヘミングウェーは牧師と共にシアトル市長に会いに行った、市庁舎に行くと門番の者達は彼を見るとそのステータスに驚いたが。
 牧師の話に頷きすぐに市長に連絡してだ、ヘミングウエー達に言った。
「どうぞお入り下さい」
「案内役をつけますので」
「それでは」
 ヘミングウェーは門番の者達にも礼儀正しく応えてだった。
 そのうえで牧師と共に市庁舎に入り実際に案内役にそうされて牧師と共に市庁舎の中に入ってそうしてだった。
 市長室の前まで連れて来られてだった、扉を開けると。
 そこにはスコーンの老人の男がスーツ姿でいてだ、彼を見るなり唸って言った。
「これが星の方ですか」
「はい、そうなのです」
 牧師は彼のステータスを見てそうなった市長に話した。
「それでこの方がシアトルから旗揚げをしてです」
「勢力を立ち上げてですか」
「はい、そしてこのワシントン州を統一されたいとのことです」
「まずはです」
 ヘミングウェーは真面目な声と顔で答えた。
「そう考えています」
「それで詳しいお話を市長さんとされてはどうかとです」
 牧師はまた市長に話した。
「私が提案させて頂きました」
「あの、牧師さんと貴方はどうしてお知り合いになったのか」
「そのことからお話させて頂きます」
 ヘミングウェーが言ってだった。
 三人は市長室の応接用のソファーに並んで座りコーヒーを飲みながら話をした、ヘミングェーは旗揚げの話になるとこう言った。
「このシアトルからです」
「ワシントン州をですね」
「統一しまして」
 そしてというのだ。
「それからのこともです」
「お考えになられますか」
「そうしたいです」
 こう言うのだった。
「是非」
「そうなのですか」
「ただまことにです」
「はじめはですね」
「この街からです」
「そうですか」
「それでこの街を拠点にして宜しいでしょうか」
「お願いします」
 これが市長の返事だった。
「このシアトルを拠点にされて」
「旗揚げしていいですか」
「そうして下さい、そして世界をです」
「救うのですね」
「その様にして下さい、では」
「これよりですね」
「旗揚げして下さい、それで何でも仰って下さい」
 市長はこうも言った。
「まさに出来ることならです」
「何でもですか」
「させて頂くので」
「そうですか」
「それで今現在お家は」
「これがなくて」
 
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