第163話
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スとルシエルに指示を出し、リィンの指示に二人は敬礼をして答えた後出撃準備の為にその場から離れ
「へっ、お前が戦うんだったら、俺達も”正当防衛”の為に一緒に戦う事に文句は言わせないぜ、リィン!」
「僕はこの世界の僕が犯した罪を償う為……そしてこの世界の兄上やアルフィンの為にも、どうかテスタ=ロッサと共に戦わせて下さい、リィンさん。」
「勿論、私達も共に戦います、兄様。」
「兄様もそうですが、並行世界の兄様の為にも私達の力、存分にお使い下さい。」
「並行世界とはいえ、クロスベルの戦いなんだから当然俺も加勢させてもらうぜ。」
「陛下達より、もし貴方達が並行世界の戦いに巻き込まれた際は貴方達を守るように言われています。貴方達が戦場に出て戦うならば、私も共に戦いましょう。」
リィンがヴァリマールを駆って戦場に出る事を知るとクロウを始めとした起動者達が次々と参戦の申し出をした。
「みんな…………わかった、こうなってしまった以上、遠慮はしない。――――――ミュゼ、クレアさん、そしてレクターさんの3人はそれぞれの”異能”で敵勢力の動きを分析して戦闘の指揮を担当するプリネ皇女殿下をサポートして下さい。」
「はいっ!ふふっ、例え相手が未来演算であろうと、相手にとっても私達の存在は想定外なのですから、その隙を突いて”盤面”を読み取ってみせますわ。」
「イエス・コマンダー!!」
「ったく、ホントに遠慮しねぇな………――――――総督殿の仰せのままに。」
クロウ達の申し出に目を丸くした後申し出を受ける事を決めたリィンはミュゼ達に指示をし、リィンの指示に答えたミュゼは意味ありげな笑みを浮かべ、クレアは敬礼で答え、レクターは苦笑した後恭しい動作で頭を下げた。
こうして……”逆しまのバベル”突入の為にクロスベル解放勢力に協力する事を決めたリィン達は行動を開始した――――――
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