第163話
[9/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「ア、アハハ………」
リィンの問いに対して答えを誤魔化した”零の至宝”キーアにジト目で指摘したティオはキーアにも指摘し、指摘されたキーアは苦笑しながら答えを誤魔化した。
「うふふ、メンフィル所属であるこの船に喧嘩を売った以上、メンフィルとして今までメンフィルに喧嘩を売った愚か者達のように売られた喧嘩は相手が喧嘩を売った相手があまりにも悪すぎたと後悔する程、高く買ってあげないと駄目よね、リィンお兄さん♪」
「まさかとは思うけど、ここで尻尾を巻いて逃げるみたいな、メンフィルの軍人として失格な事はしないよね、キャハッ♪」
「二人とも、そこでわざと煽らないでくださいよ……」
小悪魔な笑みを浮かべたレンと不敵な笑みを浮かべたエヴリーヌの言葉を聞いたプリネは疲れた表情で二人に指摘した。
「お二人の意見に同意する訳ではありませんが、襲い掛かる火の粉は振り払わなければなりませんね………そしてその為にはこの戦闘の”元凶”――――――”敵勢力の総大将”を叩く必要がありますね。」
「リィン、それじゃあ……!」
静かな表情で呟いたリィンの答えを聞き、クロスベル解放の為の戦闘に加わる事を決めたリィンの決断にアリサは明るい表情を浮かべてリィンを見つめた。
「レン皇女殿下。”敵勢力の総大将”がいる”逆しまのバベル”にハッキングをかけてこの艦ごと突入できるかどうかと、現在”逆しまのバベル”攻略中のクロスベル解放勢力の位置を調べる事は可能ですか?」
「可能だけど、相手が相手だからさすがのレンでも”黒の工房”の本拠地の時と同じ……いえ、下手すればそれ以上の時間がかかるわ。――――――ティオ、キーア、手を貸してもらってもいいかしら?」
「合点承知です。」
「キーア、この世界のロイド達やクロスベルの為にも、がんばるね!」
リィンにある要請をされたレンは真剣な表情で答えた後ティオとキーアに助力を頼み、頼まれた二人はそれぞれ真剣な表情で承諾の答えを口にし
「リィン君、君がよければ僕もハッキングに協力させてくれ……!」
「是非、お願いします。”逆しまのバベル”への突入するまでのこの艦での戦闘の指揮はプリネ皇女殿下にお願いしても構わないでしょうか?」
ジョルジュの申し出に頷いたリィンはプリネにある要請をした。
「構いませんが……リィンさんはどうされるのですか?」
「自分は敵勢力によるレボリューションへの攻撃頻度を下げる為に、ヴァリマールと現在こちらが出撃できる飛行戦力と共に魔煌機兵の数を減らします。――――――ベアトリースとルシエルはそれぞれの部隊の出撃準備を早急に始めてくれ!」
「「仰せのままに(イエス)、我が主!!」」
プリネの疑問に答えたリィンはベアトリー
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ