暁 〜小説投稿サイト〜
わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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次の日は、水島のばっちゃんチに私の着物姿をお披露目する意味もあって、年始のご挨拶に。ばっちゃんも一緒に行くことになっていて、旭屋さんの菓子折を持って行った。
「まぁ 実海ちゃん・・・ きれいネ 絢ちゃんに似てきたわねぇー」
むこうは、じっちゃんも迎えてくれていて、お昼を一緒にということでリビングのテーブルには幾つかの小鉢と京都で買ってきておいたという磯巻も置かれていた。
「どうだ? 実海ちゃんは 島を離れていて 初めてのお正月だが、寂しくないか?」
「うん 本町のじっちゃん、ばっちゃんも居るし、紳おじちゃんも 島にいる時より お正月ぽい」
「そうか ウチはな 二人っきりだったから 実海ちゃんが来てくれて嬉しいよ 特に、女の子だから」
「そうなのよ ウチは男の子ふたり兄弟でしょ だから、昔、絢ちゃんが来てくれた時も、華やかで嬉しかったわー 懐かしいわネ 今は、実海ちゃん」
そんなわけで、おとんとまわぁまんまーの話が殆どで、帰るときに
「実海ちゃん もっと 遊びに来てちょうだいな せっかく 近くにいるんだからー」と、ばっちゃんに言われていたのだ。
4日の日はすみれちゃんチに集まる予定だった。じっちゃんとばっちゃんは、紳おじちゃん、山本部長と手分けして年始のあいさつ回りで出掛けていった。その前に、私は 僕んちのクッキーを持って行くようにと言われていたのだ。泉希は 旭屋さんのあかつき という三笠饅頭を手土産にしたと言っていた。
新年なので、二人とも一応スカートにしようよと言うので、私はチェックのプリーツスカートにしていた。だけど、男の子対策にしっかりとスパッツを穿いてきていた。
お昼ご飯の代わりにと、男どもにはモスバーガーを買ってくるように打ち合わせしていて、すみれちゃんチには気を使わせないようにと思っていたのだけど、食卓にはシューマイとフルーツサラダが並べてあった。お父さんとお母さんは出掛けて行ったと言う風にすみれちゃんが言っていた。
「お父さん 帰って来てるんだ」
「そう でもね 明日から 瀬戸内海の島に行くって言ってた 島の生活を撮りにいくんだってー 今までも さんざん撮ってきたのにね」
「なぁ すみれ 何か聞かせてくれよー ピァノ うっせーわ とか」と、道弘が言い出した。
「えぇー そんなの弾けないよー」 私 そうだ すみれはピァノもやってるんだー。そーいえば リビングの隅っこにピアノが置かれていた。
だけど、すみれちゃんが弾き始めたのは うっせーわ だった。詰まりながらもなんとか弾き終えて、続いて パプリカ を最後まできれいに弾いていた。
「すごいぃー すみれ 上手」と、私が手を叩いていると
「そーでもないの 半分 お母さんに言われて練
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