第三百二十二話 二人の星の者その八
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「地図は基本的に同じでも」
「何かとちゃうな」
「はい、それで人口もです」
「多いわ、そのアメリカでや」
この世界のとだ、トウェインはヘミングウェーに話した。
「わい等はな」
「勢力を拡大させますね」
「そうしてくで」
こう言うのだった。
「ええな」
「その為にですね」
「まずは内政や」
「そしてそれが整えば」
「それからな」
まさにというのだ。
「そうするで」
「それでは」
「ただカナダには進出せん」
この国にはというのだ。
「あそこはもうモンゴメリー達がおるやろ」
「はい、それでです」
エリカはカナダの話を聞いてすぐに答えた。
「統一と統治をです」
「進めていってるな」
「そうされてます」
「将来は仲間にしたいけど今はな」
トウェインは自身のカナダへの戦力を話した。
「アメリカを優先させたい、そやからな」
「カナダへの進出はですね」
「せん」
はっきりと言い切った。
「それはな」
「ではカナダとはどうしていきますか」
「条約を結んでな」
そうしてとだ、トウェインはすぐに答えた。
「そしてな」
「そのうえで、ですね」
「そや、相互不可侵の状態にして」
そしてというのだ。
「カナダとも貿易を行ってや」
「利益を得ますか」
「あそこも結構な国やしな」
「この世界でもですね」
「貿易したい」
是非にというのだ。
「平和的にな」
「それで、ですね」
「あの国とも話をしてな」
そうしてというのだ。
「相互不可侵としたい」
「ではですね」
「すぐにカナダ側とも話をして」
そしてというのだ。
「相互不可侵ということでな」
「話をされますか」
「そうしたい、幸いモンゴメリーは西の方におるな」
カナダの棟梁である彼はというのだ。
「バンクーバーに」
「カナダの本拠地はオタワですが」
「そこにはマリーメイヤちゃんがおってな」
「あの人はバンクーバーからです」
「はじめたな」
「そして今は基本オタワにおられても」
自分達の勢力の本拠地にというのだ、彼はそこにいてそうしてマリーメイヤと共にカナダ全体を治めているのだ。
「あっちにおることも多いな」
「ご自宅もあるので」
「それやとな」
「バンクーバーにですか」
「使者を送ってな」
シアトルのすぐ北にあるこの世界でも太平洋岸のカナダ最大の都市にというのだ。
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