暁 〜小説投稿サイト〜
博士の挑戦状
第九十二話

[8]前話 [2]次話
                 第九十二話  夕刻に起きて
 カーミラは十時過ぎに眠りに入り五時前に目を覚ました、そのうえで使い魔達にベッドから出て言った。
「ではまずは夕食をね」
「召し上がられますね」
「既に用意出来ています」
「すぐにお持ちします」
「お願いするわ、それでだけれど」
 使い魔達にドレスに着替えさせられつつ言った。
「今宵の夕食は何かしら」
「はい、和食です」
「卵焼きとお味噌汁です」
「それと白いご飯です」
「お漬けものもあります」
「海苔も用意しています」
「いいわね、日本の朝食ね」
 カーミラはそのメニューを聞いて微笑んで言った。
「まさに」
「それを意識しました」
「そのうえで作りました」
「今すぐに出せます」
「ではお願いするわ、ただね」 
 ここでカーミラはこんなことも言った。
「今夜は納豆や塩辛はないのね」
「出せますが」
「どちらも」
「どうされますか」
「そちらもお願いするわ」
 こう使い魔達に言ってだった。
 そうして納豆や塩辛も食べた、その納豆を食べて笑顔で言うのだった。
「納豆もね」
「お好きですね」
「ご主人様は」
「そうですね」
「匂いはきつくて糸を引いてるけれど」
 それでもというのだ。
「味がね」
「いいですね」
「そして匂いも慣れるとですね」
「いいですね」
「塩辛もね」 
 こちらもというのだ。
「慣れるとね」
「いいですね、ではですね」
「他のメニューも楽しまれて」
「そうしてですね」
「食べ終わればね」 
 それからのことも話した。
「また読書をするわ」
「はい、それでは」
「昨日の本もお持ちしますので」
「お楽しみ下さい」
「そうさせてもらうわ」
 カーミラは漬けものも卵焼きも楽しんだ、そうして夕食を堪能してから歯を磨きまた読書を楽しむのだった。


第九十二話   完


                   2023・8・24
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ