第一幕その十
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「味も楽しめる」
「そうしたものだね」
「確かに長い間味が保てるし」
「オズの国じゃ食べものは腐らなくても」
「やっぱり長く置いていると味が変わるよ」
「けれどそういったものは味が変わらないから」
「重宝するんだ」
こう神宝にお話します。
「何かとね」
「そうだね」
「うん、それで外の世界では」
「多くの人を救ったんだね」
「そうなんだ、僕の国でもね」
中国でもというのです。
「インスタント食品の代表の」
「インスタントラーメンだね」
「沢山の人が食べているから」
そうしているからだというのです。
「本当にね」
「助かってるんだね」
「そうなんだ」
「有り難いものだね」
「心から言えるよ」
まさにというのです。
「僕もね」
「インスタント食品は」
「そして冷凍食品もね」
こちらもというのです。
「決して馬鹿に出来ないよ、じゃあオズの国のね」
「そうしたものもだね」
「機会があれば」
その時はというのです。
「食べたいよ」
「じゃあその時が来ればね」
臆病ライオンも笑顔で応えます。
「是非ね」
「食べようね」
「そうしようね」
こうお話してでした。
皆で飛行機が来るまでレモンティーやレモンパイを楽しみました、そしてお空に大きな四発のジェットエンジンを持つ両翼が後ろに向いている緑色の飛行機が来ました。
機体が丸いその飛行機を見てです、ドロシーは皆に言いました。
「あれがね」
「魔法使いさんが乗っている飛行機ですね」
「これから僕達を乗せてくれる」
「そしてギリキンのlにまで連れて行ってくれる」
「その飛行機ですね」
「そうですね」
「そうよ」
その通りだというのです。
「今来てくれたのよ」
「そうなんですね」
「何か外の世界の飛行機と似た外見ですね」
「そう思いました」
「大型の旅客機みたいですね」
「ぱっと見たところ」
「そうね、ただね」
ドロシーはその奇麗な緑色の飛行機を見つつさらに言います。
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