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星河の覇皇
第八十五部第三章 北京星系を見てその二

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「それを見極めるか」
「これからな」
「それが問題だからな」
「結局は」
「集権派でも分権派でもないとな」
 前者が中央政府後者が各国政府派である。
「もう正直な」
「無党派層だとな」
「俺達が実際にそうだけれどな」
「やっぱり政策だな」
「どっちの政策がいいか」
「それ自体が問題だな」
「本当にな」
 こう話してだった。
 そしてだ、ネットでも巷でも話された。
「政策はまだ発表されていないけれどな」
「実際はどうか」
「それ次第が問題だからな」
「早く発表して欲しいな」
「どちらの政策がいいか」
「中央政府のそれか各国政府のそれか」
「どちらがいいか」
 まさにというのだ。
「どっちがいいか」
「本当に見極めたいな」
「いい政策の方を支持しような」
「結局政策だよ」
 それ次第だというのだ。
「やっぱりな」
「中央政府か各国政府かじゃなくて」
 無党派層の考えはこうである、連合の彼等はある意味において非常にシビアで政策を冷静に見て判断し支持しているのだ。
 それでだ、こう言うのだ。
「やっぱりな」
「政策だからな」
「どっちの政策がいいか」
「連合にとってな」
「そして俺達にとってどうか」
「それが大事だよな」
「本当にそうだよな」
 こう話す、そしてだった。
 彼等はそれぞれの政策が出るのを待っていた、そして。
 北京の動きを待っていたがこの星系は今各国政府がまさにそれぞれの意見を調整してこれからの展開も分析している真っ最中だった。
 その中で伊東は日本の外交官達に話した。
「会議は踊る、そしてね」
「進んでいる」
「そうした状況ですね」
「今は」
「そう言っていいですね」
「とりあえずは」
「ええ、進まずではないわ」
 幸いにというのだ。
「だからね」
「いいとすべきですね」
「この流れを」
「ではこのままですね」
「宣言をまとめますね」
「そうするわ、そして」
 伊東はさらに言った。
「宣言を出したらね」
「その時からですね」
「はじまりますね」
「中央政府との衝突が」
「それがはじまりますね」
「ええ、そうなるからね」
 だからだというのだ。
「今は宣言をまとめることに必死だけれど」
「むしろですね」
「そこからですね」
「本格的に大変になるのは」
「それからですね」
「中央政府は大人しくはないわよ」
 伊東は笑って述べた。
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