緑谷出久の暗殺教室43 死神の時間 3時間目
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に殺された。あくどい商売やってたみたいで恨みも買ってたし、家でも横暴だったから、殺されても平気だった。むしろね、僕は目を奪われた。親を殺したその殺し屋の手際に。
なんて、素敵な技術なんだろうって...!
目の前で見るプロ野球選手の華麗なバッティングは、それだけで少年の進路を変える力がある。それと同じさ」
それを聞いていたイリーナは顔を歪ませ、生徒達は死神のその言動に腹を立てていた。
死神「この世界は騙し騙されだ...さて烏間先生、君に死神の見えない鎌を見せてあげよう」
死神は懐に手を忍ばせ、銃が出てくると思った烏間は警戒したが、出したのは赤い薔薇。
その赤い薔薇を宙に投げ、投げた手の人差し指を烏間に向け、指から何かを撃ち、烏間の胸に当たった。
死神(僅か10口径、極小サイズの仕込み銃から撃たれるその弾丸。普通に撃っても殺傷力は0に近いが、死神の暗殺技術は不可能を可能にする。大動脈に裂け目を入れ、自らの血圧で裂け目は広がり、やがて大量出血で死に至る!)
烏間の胸から赤い液体が大量に噴出して、膝をついた。
イリーナ「カラスマ!!」
生徒「「「烏間先生!!!」」」
死神「あのふやけた状態のタコのスピードなら、僕は勝てるはずだ...僕のことをコケにしたお前らは......は?」
死神はそこで気づいた。烏間の胸についているチューブに。否、殺せんせーの触手だ。
しかも、血ではなくそれはトマトジュース。殺せんせーは出久を介抱しながらトマトジュースを飲んでいた。触手でトマトジュースを送って、死神の攻撃を喰らったフリをしていたのだ。
殺せんせー「いくらふやけているとしてもあなたじゃ私のスピードには勝てませんよ。どうやら冷静になっているフリをしているだけで状況を理解していなかったようですねぇ」
殺せんせーがそう言い終わると、烏間が立ち上がり、死神の股間を思いっきり蹴り上げた。
死神「〜〜〜!?!?ぐおぉぉぉ!?!?!?!?」
烏間「安心したぞ、死神でも急所が同じで。あのタコの頭の回転は半端じゃない。お前にやられた殺し屋の様子を話したら、瞬時に技術を見抜いたぞ。“私が同じ空間に居れば必ず守れます”だそうだ。ターゲットに守られるのは癪だがな」
烏間は右手に力を込めて、死神に近づく。死神は本気で焦っているようで股間を抑えながら下がろうとし始めていた。
烏間「さあ覚悟は良いな。俺の大事な生徒と同僚に手を出したんだ」
死神「待て!!僕以外に誰が奴を殺れると!?!?」
烏間「スキルなら、ここに全て揃ってる!」
死神「ごぶぁ!!?!?!?」
容赦なく死神を殴った烏間。死神は後方へ吹き飛び、コンクリに頭をぶつけて完全に死神は気絶し、ピク
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