緑谷出久の暗殺教室43 死神の時間 3時間目
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烏間と死神が受身をとって着地した。
生徒「烏間先生!」
烏間「みんな...早くそのタコと離れるんだ。こいつとは俺が決着をつける......1つ1つの技術の凄さで強引に結果を出せるだろうが、生徒達には踊らされ、イリーナにも騙された。爪が甘すぎる。ブランクでもあったか......っ!?」
水に浮いているのは、花屋の時の顔のマスク。そして今の死神の顔は、顔の皮を剥ぎ取った素顔だった。
吉田「な、なんだよあの顔...!?」
殺せんせー「......」
死神「変装のスキルを極めるのに邪魔だから剥いだだけだ......全部台無しだ。あのタコが生徒達の前にいるから振り出しにも戻れない...あぁ...くそっ...くそっ...!!」
烏間「...そろそろこの教室からご退出願おう。お前は生徒の教育に悪すぎる」
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出久「何か音が聞こえた...水が跳ねる音...もしかしたら誰かあっちに...なんだこの何かを引き摺っている音は?」
出久達が音に反応して足を止めた。轟が音がした方を炎で照らす。足音を殺して、のぞいてみると。
轟「っ!あいつまだ...!」
そこにはボロボロになりながらも歩いている化け物が。方向的に水の音がした方に向かっている。
「グガ...グゥゥ...!!ウゥゥゥゥ!!!!」
出久「轟君...背後から一気に行くから足を氷で」
轟「ああ......3、2、1...今だ!!!」
一気に氷を出して化け物の足どころか下半身を凍らせる。そして出久は背後に周り右腕を構える。
出久「デトロイト...!!」
「ア゛ガア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!」
化け物が今までで一番の咆哮を上げた瞬間。
出久「うわっ!?!?」
轟「なんだこの風!?」
化け物を中心に竜巻が起こった。出久と轟が吹き飛ばされ、化け物を捕まえていた氷が砕ける。
それだけでなく...化け物の傷が塞がっているのだ。
「グゥゥゥ......っ!!」
出久「傷が治っていってる!?」
轟「あいつの個性は身体強化系じゃなかったのか...!?風を起こすのと回復...3つ......!」
出久「でも...あいつの傷の治り方おかしくない...?」
傷の治り方はまるで麻酔もせずに無理やり傷を塞いでいくような筋肉の動きをしており、血を止めるために無理やり直そうとしているように見える。
傷を塞いでいくにつれて化け物も痛みで声を荒げる。
「フゥ!フゥ!フゥゥゥ......!!ガァ......アァァァアアアアア!!」
ある程度の傷が治ったと同時に化け物は痛みに耐え、最後の力を振り絞るように高速で走り始めた。
出久「待て!!!」
轟「くそっ!!」
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