緑谷出久の暗殺教室42 死神の時間 2時間目
[1/8]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「ギギギ...ガギャ...グゲゲゲ...!」
化け物は出久が傷ついていっていることを喜ぶようにニタニタと笑いながら出久に対して攻撃を続ける。
出久はカウンターを狙うスタイルに変えて、なんとか攻撃を与え続ける。一度攻撃を当てたら後退するように。
出久(なんて頑丈なんだ。だけど少しだけ奴の息が切れてきている。でも連続で攻撃はできない...そのスタイルにしたら関節技を決められる危険性が高まる...早くこいつを倒してみんなのところに...!!)
轟(ちっ...あいつに炎は効きづらいな...氷でなんとか奴の動きを一瞬止める程度しかできねえ。......俺の個性は周りの奴らよりも攻撃に特化していると思っていたが、役に立ててねえ。まだまだ俺も学べていないことが数えきれないほどあるんだな...)
それぞれのことを考えながら2人は化け物に抗う。化け物も少しずつ自分の攻撃が当たりづらくなってきたことの苛立ってきたのか、頬を掻きむしり始めた。
「ギッ!!ギッ!!ギィィィィ!!!」
その瞬間、化け物のスピードが格段に上がり、拳が出久の腹部にめり込んだ。轟が化け物の急な覚醒に動きが一瞬固まってしまった。そこを化け物が蹴りで轟を吹っ飛ばした。
出久「ガハッ...!?オェッ...ゴホッ!ゴホッ!」
轟「ッッ......!!!ガァ...!!こ、いつ...!」
-----
死神「ふーんっ、それなりに頑張っているけど...もってあと5分ってところかな?」
小さなモニターで詳しい部分は分かりづらいが、出久達が圧倒的に不利であることは明確であるため、E組のメンバーと烏間は汗を流し顔を青くしていた。
千葉「緑谷...轟...!!」
不破「やばいよ...出久と轟の攻撃が効いてない...」
寺坂「てんめぇ!!悪趣味だぞ!!」
死神「なら君ならあれに勝てるのかい?」
寺坂「っ...!」
殺せんせー「ターゲットは私だけのはずだ...!逃げも隠れもしない...これ以上私の生徒に手を出すな...!!!」
顔は下にしているが、色は黒く染まり始めている。その姿を見ても死神は動じずに言葉を続ける。
死神「確実に殺すなら、ターゲットの精神を揺さぶるのも大事なことだよ。諦めるんだね」
-----
出久「くそっ...!何か打開策でもないか...!?出力を上げることができれば......ここがどこだかわかれば......そうだ...律...ねえ...聞いてる?」
出久はスマホに向けて声をかける。
律『んあ?んだよ、うっせえなあ...電源落とすぞコラァ!!!』
出久「やっぱりまだハッキングされたままなのか...律、お願い。マップを見せて」
律『聞いてんのかぁ!?
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ