緑谷出久の暗殺教室42 死神の時間 2時間目
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てすぐに柱の影に身を隠して拳銃を取り出した。
死神「気配の察知も完璧か...正直みくびってたよ、烏間先生」
烏間「まるでトラップの見本市だった。大したもんだ」
死神「まぁね。人殺しのスキルを身につけると、片っ端から使いたくなるのが殺し屋のサガさ」
そう言い終えると、烏間の方に銃弾が掠った。後ろを振り向くと銃を烏間に向けるイリーナが。烏間はイリーナに向けて銃を構える。
イリーナ「次は当てるわ」
烏間「死ぬぞ、イリーナ」
イリーナ「死ぬなんて覚悟の上よ。アンタには理解できないだろけど。でも、死神はわかってくれた。僕とお前は同じだ、ってね」
死神「そうだね、僕の昔話をしてあげたっけ。テロの絶えない貧困なスラムに生まれ...命なんてすぐ消えるあやふやな世界。信頼できるのは金と己のスキル。殺せば人は死ぬということだけ」
そう言いながら死神はスマホを取り出した。
死神「イリーナなら僕の気持ちを分かってくれる。たとえ...」
その瞬間、烏間とイリーナの頭上で爆発が起き、数えきれないほどの瓦礫が降り注いできた。
死神「僕が君を捨て石に使おうとね...」
烏間はなんとか自力で瓦礫をどかして起き上がったが、道が塞がれてしまっていた。
死神「君やタコ単独だったらこのトラップを抜けていただろう。彼女はそんな怪物を惑わすためだけに雇った」
烏間がハッとして振り返ると、瓦礫の下敷きになっているイリーナが...
死神「可愛らしいくらい彼女は迷ってたね。その迷いは伝染する。君も彼女を攻撃してもいいのか?と迷っていた。これで僕の勝ちだ。じゃあね」
死神は操縦室に向かっていった。
烏間がどうにか追いかけようとしていると持っていたトランシーバーから殺せんせーの声が聞こえてきた。
殺せんせー『烏間先生!イリーナ先生!大丈夫ですか!?』
烏間「俺は大丈夫だが、イリーナはがれきの下敷きだ...だが構ってる暇はない。俺は死神を追う」
倉橋『ダメ!どうして助けないの烏間先生!!!』
烏間「倉橋さん...彼女なりに結果を求めて死神と組んで...その結果だ。責めもしないし、助けもしない。一人前のプロなら自己責任だ」
倉橋『プロとかどーでもいいよ!!!十五の私が言うのもなんだけど!ビッチ先生まだ二十歳なんだよ!?......多分安心できない環境で育ったから、ビッチ先生は大人になる途中で...大人のカケラをいくつか拾い忘れたんだよ...』
烏間「...だが、時間のロスで君たちが死ぬぞ」
磯貝「死神は多分目的を果たせずに戻ってきます。だから烏間先生はそこにいて」
そしてトランシーバーを切って、行動に移る。
今から行うことは、
1.この首輪爆弾は
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