緑谷出久の暗殺教室41 死神の時間
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の。手段はどうあれ、私はこの場で結果を出し...あんた達は出せなかった経験の差よ。修羅場を踏んだ数が違うと心得なさい」
こうして救出組はイリーナの裏切りにより全滅してしまった......
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同時刻 A班
撃退君は救出組の全滅を知らずに進んでいた。通信機を使えばわかるはずだが、奥の道から圧倒的な殺気を肌で感じて、そっちに気を取られていた。
思わず全員息を呑む。まさかここまで殺気を醸し出しているとは思っていなかった...
そして死神はわざと足音を出していることでさらに恐怖を与えようと遊んでいる...
出久「...来る...!」
轟「先手を取る!!!いくぞ!!」
轟は壁が崩れない程度の氷壁を出して一旦距離を取ろうとしたが、氷壁を出すスピードよりも速く前に出て轟の前に立った。
轟(こいつなんてスピードだ!?)
死神「君は後だ」
そう言って轟をスルーして後ろにいた村松、吉田の2人の背中を肘打ちで仕留めた。
出久(は、反応できなかった...どうやってあの体勢から攻撃に移れるんだよ...!)
死神「殺し屋になって最初に磨いたのは、正面戦闘の技術だった」
次に木村が顎を殴られて気絶。そして奥にいた茅野の腹部に蹴りを入れる。
するとバキバキっ!と音が出る。
死神「肋が折れちゃったか。残りの人質は粗末には使えないな」
出久「っ!!よくもーーっ!!!」
出久は出力15%で死神に回し蹴りを入れようとするが、軽々と避けられ背後に回られた。
出久(やられる!)
死神「君があれのメインだから、後でね」
出久は腕を掴まれ、遠くに投げられる。体勢を立て直して着地するが20mほどの距離ができてしまった。
そこで渚が本物のナイフを右手に死神に歩いていくのがみえた。
先ほどの音は肋が折れた音ではなく、超体育技の防御機能が正しく作動した音である。死神はキレてナイフを出したと思っているだろう。
右手に本物のナイフ、左のポケットにはスタンガンを仕込んでいる。少しでも隙ができたら周りのみんなも攻撃に加わる作戦だ。
心臓の鼓動がはっきりする中一歩ずつ死神に近づいて、猫騙しをしようとナイフを放そうとした瞬間
死神が渚の前で手を叩いた。
その衝撃は渚にとって凄まじく、膝から崩れ落ちた。そして標的を出久と轟以外に。
カルマ(あー...こりゃ無理だ)
目にも止まらない足技で2人以外は気絶してしまった。出久も轟もあまりの技術に動けなかった。わざと自分達はここに立たされているのだ。
死神「クラップスタナー...ロヴロや君のでは単なる猫騙しだ。このスキルにはもう一段階上があるんだよ」
渚(これが...最高の殺し屋.
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