緑谷出久の暗殺教室39 やり直しの時間
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殺せんせー(敗北を経験したからこそ出てくる、敗者を気遣う言葉。カルマ君は一足先に、弱者に寄り添う事を覚えた。失敗も挫折も成長の源。今回の事は、また皆を強くする...)
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後日、E組職員室に生徒全員が集まった。
磯貝「迷惑かけてすいませんでした。烏間先生」
烏間「これも仕事だ。気にしなくていい。...君らはどうだ?今回の事は暗殺にも勉強にも大きなロスになったと思うが、そこから何か学べたか?」
渚「...強くなるのは自分のためだと思ってました。
殺す力を身に付けるのは名誉とお金のため。
学力を身に付けるのは成績のため。
でも...身につけたその力は、他人のためにも使えるんだって思い出しました。
そして、守るために、助けるために力を使っている仲間がすぐそばにいたのを、いつの間にか忘れていたようです...」
出久(...なんで僕を見るの...?)
轟「...ふっ」
渚「殺す力を身につければ、地球を救える。学力を身につければ、誰かを助けられる…」
岡島「もう下手な使い方しないっス。多分」
前原「気をつけるよ...色々」
全員が力の使い方を改め、失敗をして成長を遂げた。その意志は烏間に伝わった。
烏間「...考えはよくわかった。だが今の君らでは高度訓練は再開できんな」
岡島「えっ...!?」
烏間「何せこの有様だ」
烏間が取りだしたジャージは、とてもボロボロの状態である。
岡島「股が破れたジャージ...俺のだ」
烏間「ハードになる訓練と暗殺に...もはや学校のジャージの強度では耐えられん。ボロボロになれば親御さんにも怪しまれるし、第一君らの安全を守れない。防衛省国からのプレゼントだ。今日を境に君たちは、心も体もまたひとつ強くなる」
新たに支給されたE組専用ジャージ...まるで軍隊の服装を簡易版にしたような感じである。
烏間「先に言っておくぞ。それより強い体育着は地球上に存在しない...そして緑谷君と轟君は少し違う。
轟君の場合は炎を出しても全く燃えないように、そして空気を出す仕組みを入れて、体温調整もできるようにしている」
轟「...!」
烏間「緑谷君の場合はこれだ」
出久には、小さな金属が渡された。
出久「これは...?」
烏間「それを手の甲に乗せてスイッチを押すんだ」
出久は言われたままにそうすると、その金属が伸びて腕に巻き付いていく。
烏間「Iアイランドからの技術を借りて、作らせたガントレットだ。それなら君の腕を守ることができる。今出せる出力以上のパワーでもだ」
出久「あのIアイランドから!?!?......良いんですか、僕ら
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