緑谷出久の暗殺教室39 やり直しの時間
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殺せんせー『そしてもう一室は室内遊技場。ネットやマットを入念に敷き、安全性を確保。雨に濡れない室内なので...腐食や錆びで遊具が脆くなりません』
松方さん(こやつら...!)
吉田「あの回転遊具、覚えといてな」
磯貝「さ、次は職員室兼ガレージへ」
松方「ガレージ?」
殺せんせー『なんということでしょう。倒れて前輪が曲がってしまった園長の自転車を技術班が改造。安全性が高く、大積載量の電動アシスト付き三輪自転車に!』
律「上の部屋の回転遊具が充電器と繋がっています。走行分の大半は遊具をこげば賄える計算です」
殺せんせー『つまり、沢山の子供たちが沢山遊ぶほど、園長先生が助かる仕組み』
松方「う、上手く出来すぎとる!お前ら手際が良すぎて逆にちょっと気持ち悪い!」
出久(...ほ、褒め言葉としておこうかな...?)
殺せんせー『園長先生の思い出のこもった古い入れ歯は自転車のベル再利用!』
松方「そんな匠の気遣いいらんし!」
出久(ま、まあそれはねぇ...)
松方「第一、ここで最も重要な労働は建築じゃない。子供たちと心と心を通わせる事だ。
いくらモノを充実させても、お前たちが子供達の心に寄り添えていなかったのなら...
この2週間を働いたとは認めんぞ」
出久「...それなら大丈夫かと」
松方「なに...?」
するとランドセルを背負って帰ってきたさくらが答案用紙を渚に見せた。
さくら「おーい渚!!じゃーん!なんとクラス2番!」
算数のテストで95点を取れたのだ。
渚「おーすごい!頑張ったね!」
さくら「お前の言う通りやったよ!算数の時間だけ不意打ちで出席して、解き終わったら速攻で帰った!」
渚「いじめっ子もテストの最中じゃ手の出しようがなかったでしょ」
さくら「うん。先生以外誰にも行く事言ってなかったしね!」
渚「自分の一番得意な一撃を、相手の体勢が整う前に叩き込む。これが僕らの戦い方だよさくらちゃん。今回は算数だけしか教えられなかったけど、こんな風に一撃離脱を繰り返しながら、学校で戦える武器を増やしていこう」
さくら「だ、だったら...これからもたまには教えろよな…」
渚「もちろん!」
さくらは渚の答えに笑顔になった。
前原「怖い男だ」
片岡「本人も無自覚でやってるのが恐ろしい…」
岡島「クラスの男子に無自覚が二人もいたとは...」
出久「もうやめてよ...」
渚「男......か...」ボソッ
さくら「渚?」
渚「ううん、なんでもないよ?」
松方「クソガキ共...文句のひとつも出てこんわ
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