暁 〜小説投稿サイト〜
暗殺教室 in Hero
緑谷出久の暗殺教室34 イトナの時間
[2/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
志の強さで動かすものです。イトナくんに力や勝利への病的な執着がある限り、触手細胞は強く癒着して離れません......そうこうしている間に、肉体は強い負荷を受け続けて衰弱してゆき、最後は触手もろとも蒸発して死んでしまう」

メグ「なんとか切り離せないかな...」

前原「身の上話なんて素直にするとは思えねーな...」

優月「あっ、そのことなんだけど...なんで携帯ショップばかりを狙ってたか...律に調べてほしいって頼んでたの。機種とか、戸籍とか、彼につながりそうな物を調べてもらって...そしたら」

律が全員の携帯に調べた内容を送った。

優月「“堀部糸成”って、ここの“堀部電子製作所”ってところの社長の息子だった」
 
出久「...!」
 
優月「世界的にスマホの部品を提供してた町工場だったんだけど...一昨年、負債を抱えて倒産。社長夫婦は息子残して雲隠れ...」
 
全員何となく想像がついた。イトナの力や勝利への異常なまでの執着の理由が...

寺坂「ケッ、つまんねー。それでグレただけの話か」
 
磯貝「寺坂!」
 
寺坂「皆それぞれ悩みあんだよ。重い軽いはあんだろーがよ。けどそんな悩みとか苦労とか割とどーでもよくなったりするんだわ。俺らんとこでこいつの面倒見させろや。それで死んだらそこまでだろ。おい、緑谷、お前は手を出すなよ」

出久「...うん。多分僕じゃだめだ。僕だと彼の闘争本能に刺激を与えてしまう...」

寺坂「...わりぃな」

寺坂組はイトナを連れて行った...

だが、他のメンバーはこっそり後をついて行ったのだった。



目覚めたイトナは寺坂達と歩き始めた。頭には対先生用ネットで作ったバンダナを巻いている。

寺坂「さて、おめーら...
 
 
どーすっべこれから」
 
 
吉田・村松・狭間「.........は?」

出久(嘘ぉ!?何も考えてなかったの!?)

吉田「考えてねーのかよ何にも!!」
 
村松「ホント無計画だなテメーは!!」
 
寺坂「うるせー!4人もいりゃ何か考えあんだろーが!!」
 
狭間「村松んちラーメン屋でしょ?一杯食べたらこの子も気ぃ楽になるんじゃない?」
 
寺坂「お、おお」
 
殺せんせー(そう...とにかく彼の肩の力を抜かなければ。イトナ君が触手の力を必要としているうちは、触手も彼に癒着したまま離れない。どこかで彼が、力に対する考え方を変えなければ...!)

-----

村松「どーよ。マズいだろ?うちのラーメン。親父に何度言ってもレシピ改良しやしねぇ」
 
イトナ「マズい。おまけに古い。手抜きの鶏ガラを化学調味料で誤魔化している。トッピングの中心には自慢君気に置かれたナルト。四世代
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ