緑谷出久の暗殺教室34 イトナの時間
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志の強さで動かすものです。イトナくんに力や勝利への病的な執着がある限り、触手細胞は強く癒着して離れません......そうこうしている間に、肉体は強い負荷を受け続けて衰弱してゆき、最後は触手もろとも蒸発して死んでしまう」
メグ「なんとか切り離せないかな...」
前原「身の上話なんて素直にするとは思えねーな...」
優月「あっ、そのことなんだけど...なんで携帯ショップばかりを狙ってたか...律に調べてほしいって頼んでたの。機種とか、戸籍とか、彼につながりそうな物を調べてもらって...そしたら」
律が全員の携帯に調べた内容を送った。
優月「“堀部糸成”って、ここの“堀部電子製作所”ってところの社長の息子だった」
出久「...!」
優月「世界的にスマホの部品を提供してた町工場だったんだけど...一昨年、負債を抱えて倒産。社長夫婦は息子残して雲隠れ...」
全員何となく想像がついた。イトナの力や勝利への異常なまでの執着の理由が...
寺坂「ケッ、つまんねー。それでグレただけの話か」
磯貝「寺坂!」
寺坂「皆それぞれ悩みあんだよ。重い軽いはあんだろーがよ。けどそんな悩みとか苦労とか割とどーでもよくなったりするんだわ。俺らんとこでこいつの面倒見させろや。それで死んだらそこまでだろ。おい、緑谷、お前は手を出すなよ」
出久「...うん。多分僕じゃだめだ。僕だと彼の闘争本能に刺激を与えてしまう...」
寺坂「...わりぃな」
寺坂組はイトナを連れて行った...
だが、他のメンバーはこっそり後をついて行ったのだった。
目覚めたイトナは寺坂達と歩き始めた。頭には対先生用ネットで作ったバンダナを巻いている。
寺坂「さて、おめーら...
どーすっべこれから」
吉田・村松・狭間「.........は?」
出久(嘘ぉ!?何も考えてなかったの!?)
吉田「考えてねーのかよ何にも!!」
村松「ホント無計画だなテメーは!!」
寺坂「うるせー!4人もいりゃ何か考えあんだろーが!!」
狭間「村松んちラーメン屋でしょ?一杯食べたらこの子も気ぃ楽になるんじゃない?」
寺坂「お、おお」
殺せんせー(そう...とにかく彼の肩の力を抜かなければ。イトナ君が触手の力を必要としているうちは、触手も彼に癒着したまま離れない。どこかで彼が、力に対する考え方を変えなければ...!)
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村松「どーよ。マズいだろ?うちのラーメン。親父に何度言ってもレシピ改良しやしねぇ」
イトナ「マズい。おまけに古い。手抜きの鶏ガラを化学調味料で誤魔化している。トッピングの中心には自慢君気に置かれたナルト。四世代
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