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緑谷出久の暗殺教室32 カエデ+鬼ごっこの時間
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短時間でよくここまで学習した!

俺と奴とが、同じ分野を違う視点から同時に教えるとここまで急激に成長するのか!

だが、だからといって奴と協力する気はない。そもそも奴1人でも…1分あれば全員捕らえてしまうだろうな)

烏間が捜索していると、待ち構えている出久、前原、木村、メグ、ひなたの5人が。

烏間「(機動力が特に優れた5人...挑戦しようというのか...面白い)左前方の崖は危険だ。そこ以外で勝負だ」

5人「はい!!」

そして5人は烏間から逃げ始める。1学期に学んだことが生かされている逃げ足で、純粋に烏間は誉めている。

しかし本気の烏間は予想以上のスピードで、木村、メグ、ひなた、前原の順で捕まえた。

烏間(やはり先に予習していた緑谷君は他の4人よりも抜き出ているな...)

出久(ここら辺の地形でも特訓したから、地形を覚えている部分で差をつけないと...!”あの作戦“なら勝てると思うけど、どうせなら残り1分は逃げ切りたいよね!)

出久も全力で逃げ始める。体格差があるため、一歩がでかい烏間は徐々に距離を詰めていく。逆に出久は小さいので急旋回して逃げ続ける。

烏間(危険な特訓方法をしていたと聞いたが、ここまでとは...!しかし何故あのタコは来ない!?もう1分は切っているぞ!)

出久(...よし、殺せんせーが来ない。さあ逃げ切ってやる!次はどこに...ここら辺、少し木が腐ってるのあるんだよな...)


前原「緑谷すげぇ...!烏間先生から逃げれてるじゃん...!」

木村「夏休み中も特訓してたんだよな...なんか差をつけられちゃったな...」

ひなた(出久凄い...!カッコいい...!)

メグ「あっ、あっちに...どうなるか見たい...!」

メグが出久が逃走している近くに、木を使って移動し始める。その時“ミシッ!”っと、嫌な音が出久の耳に入ってきた。

出久「っ!!その木はダメ!!!(フルカウル12%!!!)」

メグ「えっ、キャァ!?!?」

メグが乗っていた木の枝が折れて、体勢を崩したメグが地面に落ちていく。出久は個性を使い、メグの元へ飛ぶ、そしてメグのことをお姫様抱っこして無事に着地した。

出久「大丈夫、メグさん?」

メグ「う、うん......ありがとう...///」

メグは出久の首に腕を回した。抱きしめてきたのだ。

出久「っ!?き、気にしないで!!」


メグ(私...お姫様抱っこに憧れたけど...みんなからはする方って言われてきた...でも出久君が夢を叶えてくれた...嬉しい...///)

ひなた(いいなぁ...羨ましい...)

出久「あっ、個性使ったから負けちゃった。まあいっか」

律『タイムアップ!
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