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緑谷出久の暗殺教室31 竹林の時間
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竹林『僕は、4ヶ月余りをE組で過ごしました。その環境を一言で言うなら...


地獄でした。

やる気のない生徒達。先生方にもサジを投げられ、怠けた自分の代償を思い知りました。もう一度本校舎に戻りたい...その一心で、死ぬ気で勉強しました。生活態度も改めました。こうして戻ってこられた事を心底嬉しく思うとともに、二度とE組に堕ちることのないよう頑張ります............以上です』
 
浅野「おかえり。竹林君」
 
浅野は大きく拍手をした。それに釣られて本校舎の生徒たちも、体育館内は大喝采である。
 
 
竹林が昨日までとは別人に見えたのだった...

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クラスでは竹林のことで空気が重苦しくなっていた...

前原「なんなんだよあいつ...百億のチャンス捨ててまで脱けるとか信じらんねー!」
 
木村「しかもここの事地獄とか言いやがった!」
 
岡野「言わされたにしたって、あれは無いよね」
 
片岡「竹林君の成績が急上昇したのは確かだけど、それはE組で殺せんせーに教えられてこそだと思う。それさえ忘れちゃったのなら...私は彼を軽蔑するな」
 
前原「とにかく!ああまで言われちゃ黙ってらんねー!放課後一言言いに行くぞ!」


出久「...」

桃花「...どう思う?」

出久「...まるで別人のようだった...何か大きな理由があるのかも...逆らえない何かがあるとか」



放課後、帰っている竹林を待ちぶせしていた。

前原「おい竹林!
 
磯貝「説明してもらおうか。なんで一言の相談も無いんだ?」
 
愛美「なにか事情があるんですよね?!夏休み旅行でも竹林君いてくれて凄く助かったし、普段も一緒に楽しく過ごしていたじゃないですか!」

そういう愛美の思い出の9割はメイド関係のことばかりだった...

カルマ「賞金百億。殺りようによっちゃもっと上乗せされるらしいよ?分け前いらないんだ竹林。無欲だね」
 
竹林「せいぜい10億円」
 
出久「?」
 
竹林「僕単独で百億ゲットは絶対無理だ。上手いこと集団で殺す手伝いが出来たとして、僕の力で担える役割じゃ、分け前は10億がいい所だね。
 
僕の家はね。代々病院を経営してる。

兄2人も揃って東大医学部。10億って金は、うちの家族には働いて稼げる額なんだ。

”出来て当たり前“の家なんだ。

出来ない僕は家族して扱われない。
 
僕が10億手にしたとして、家族が僕を認めるなんてありえないね。“よかったな。家一番の出来損ないがラッキーで人生救われて(笑)”......それで終わりさ」
 
一同「...」
 
竹林「昨日初めて親に成績の報告が出来たよ。トップクラスの成績
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