緑谷出久の暗殺教室28 重い想いの時間
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うとする敵に向ける別種類の”怒り“
愛おしい人に告白する心、”愛“
愛おしい人を奪われたくないと思う”嫉妬“
そして
どんな時でも守ろうと、助けようとする”慈愛“
私はこの旅行だけで、感情というものを理解し始めました...しかしほとんどが負の感情...これを最初に覚えるのは良くなかったのでしょうか...
こう思っていることが”悲しい“ということでしょうか?
緑谷さんが傷ついていく時、私は何もできない機械...解決案が浮かびませんでした。無力でした。
これが自分に対しての”怒り“でしょうか?
分かりません。
でも全部というわけではありません。わかったことがあります。緑谷さんがこれ以上傷つくと、皆さんが悲しみます。皆さん泣いていました。
暗殺成功率が下がってしまうという、そんな理由ではなく、仲間を失ってしまうと思っていたから...いろんな情報を分析しましたが、同じような展開の本がありました。その時には表していた感情は“恐怖”。
皆さんは仲間が死んでしまうという現実に恐怖を覚えていたのでは?
...なんとなく分かってきた気がします。
そして今後の方針として、皆さんのサポートはもちろんですが、特に緑谷さんの事をバックアップしたほうがいいと考えました。
彼は慈愛の心が強すぎる。
緑谷さんを助けられるように“慈愛”の精神を学びましょう...
緑谷さんを助けられる“愛”を学びましょう...
緑谷さん
私はまだ感情という意味を知っただけで理解はまだまだ出来ていません。
ですが
私にとって、あなたが一番印象に残っている人なんです。
初めて会った日もずっと私を気遣い、私に協調という大切な事を、優しい顔で教えてくれました。
授業参観の時にははっきりと大事なクラスメイトと言ってくれました。
あなたを考えると、うまく思考が回りません。むしろオーバーヒートしそうです。これが...?いえ、まだ断定するのは早いでしょう。
だからもし私が感情を理解できた時には
誰よりも貴方を支えてみたいと思います。
ふふっ、これが負けたくないという嫉妬...でしょうか。どうかこれからも私に感情というものを教えてください)
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