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暗殺教室 in Hero
緑谷出久の暗殺教室26 血狂いの時間
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ない。寝ながら腕を振り抜いているのだ。力が入るわけない。それでも命を賭けて力を出そうとする...

原「血があんなに流れて...!?」

前原「や、やめてくれぇ...!」

村松「死んじまうよ...!」

狭間「でも...私達には何も...できない...!」


先ほどから離れて場所で見ることしかできない生徒...全員が出久の傷付き、痛めつけられいる姿に涙を流している。


神崎「お願い......逃げてぇ!!」

ウイルスで苦しみながらも声を張って出久に叫んだ。その言葉が出久に聞こえた。


出久「だい...丈夫...だからぁ...!逃げて...!行くんだ...行けぇぇぇ!!!」

更に力を込める。マスキュラーの攻撃による体重をこの体勢で受け止めているため、身体中から嫌な音が聞こえる...


マスキュラー「このガキがぁ......てめぇ!!さいっこうじゃねえかぁぁぁ!!!!」


出久「うる...せぇぇぇぇ!!!」

しかし無情にも押されていく...痛みに、自分の弱さに涙を流しながら出久は耐える...


出久「(ごめんみんな...!ごめん殺せんせー...!ごめんお母さん...!オールマイト...!オールマイト...!)ぐぅううああああああ!!!!!」



マスキュラー「じゃあな緑谷ぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

“ドッゴォォォォォォン!!!!!”


マスキュラーの一撃が出久を飲み込んだ...

その攻撃で爆発のような響き、大きな砂煙が発生した。患者組はその暴風により飛ばされないように必死になっていた。




ようやくマスキュラーの攻撃による暴風が収まった。マスキュラーは個性を解いて、奥田達の方を見る。

マスキュラー「楽しかったぜ。さて、余り物の血を見ることにするか...ん?」

マスキュラーが出久に背を向けて、奥田達の方に歩き始めると、海辺にヘリコプターが来て、数人降りてきた。


殺せんせー達だ。


マスキュラー「ああ?何だお前ら?」


こうして鷹岡を倒したメンバーが戻り、最悪のタイミングでE組が揃った...


マスキュラー「何だお前ら、あのガキどもの友達って感じか?」

烏間「血狂いマスキュラー...!?鷹岡のやつ...!」

磯貝「み、みんなは...無事だ...っぅ!?」

確かにホテル組は無事だ...しかし泣いている。そして1人いないことに全員気づいた。

渚「み、どりや...くん...は...?」


マスキュラー「おお、緑谷か。ほらここにいるだろ?」

マスキュラーが少し前に出て地面を指差した。

そこには血溜まりの中に横たわっている何かが...両足は変色して、それ以上に
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