緑谷出久の暗殺教室26 血狂いの時間
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ない。寝ながら腕を振り抜いているのだ。力が入るわけない。それでも命を賭けて力を出そうとする...
原「血があんなに流れて...!?」
前原「や、やめてくれぇ...!」
村松「死んじまうよ...!」
狭間「でも...私達には何も...できない...!」
先ほどから離れて場所で見ることしかできない生徒...全員が出久の傷付き、痛めつけられいる姿に涙を流している。
神崎「お願い......逃げてぇ!!」
ウイルスで苦しみながらも声を張って出久に叫んだ。その言葉が出久に聞こえた。
出久「だい...丈夫...だからぁ...!逃げて...!行くんだ...行けぇぇぇ!!!」
更に力を込める。マスキュラーの攻撃による体重をこの体勢で受け止めているため、身体中から嫌な音が聞こえる...
マスキュラー「このガキがぁ......てめぇ!!さいっこうじゃねえかぁぁぁ!!!!」
出久「うる...せぇぇぇぇ!!!」
しかし無情にも押されていく...痛みに、自分の弱さに涙を流しながら出久は耐える...
出久「(ごめんみんな...!ごめん殺せんせー...!ごめんお母さん...!オールマイト...!オールマイト...!)ぐぅううああああああ!!!!!」
マスキュラー「じゃあな緑谷ぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
“ドッゴォォォォォォン!!!!!”
マスキュラーの一撃が出久を飲み込んだ...
その攻撃で爆発のような響き、大きな砂煙が発生した。患者組はその暴風により飛ばされないように必死になっていた。
ようやくマスキュラーの攻撃による暴風が収まった。マスキュラーは個性を解いて、奥田達の方を見る。
マスキュラー「楽しかったぜ。さて、余り物の血を見ることにするか...ん?」
マスキュラーが出久に背を向けて、奥田達の方に歩き始めると、海辺にヘリコプターが来て、数人降りてきた。
殺せんせー達だ。
マスキュラー「ああ?何だお前ら?」
こうして鷹岡を倒したメンバーが戻り、最悪のタイミングでE組が揃った...
マスキュラー「何だお前ら、あのガキどもの友達って感じか?」
烏間「血狂いマスキュラー...!?鷹岡のやつ...!」
磯貝「み、みんなは...無事だ...っぅ!?」
確かにホテル組は無事だ...しかし泣いている。そして1人いないことに全員気づいた。
渚「み、どりや...くん...は...?」
マスキュラー「おお、緑谷か。ほらここにいるだろ?」
マスキュラーが少し前に出て地面を指差した。
そこには血溜まりの中に横たわっている何かが...両足は変色して、それ以上に
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ